【京都市中京区】今年はどこの水無月を食べる?外郎の柔らか食感と栗の食感がたまらない『若菜屋』の水無月
京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。6月30日「夏越の祓」に京都では「水無月」という和菓子を食べます。「水無月」は外郎(ういろう)の上に小豆がのった三角形の和菓子。三角形の形は氷のかけらを表していて、小豆がのせられているのは邪気払いの意味が込められているそうです。
京都中の和菓子店やスーパー、デパートなどでこの日は大量の「水無月」が店頭に並び、多くの京都人が買い求めます。
人気の老舗和菓子店などでは予約販売を行い、店頭では売り切れが続出するほどの混雑ぶり。今年はどこの水無月を食べますか?
昭和2年(1927年)創業の『若菜屋』。創業は千本丸太町ですが、現在こちらの御池通油小路を西に入ったところにある御池店が本店となります。
少し珍しいのですが、店頭にも商品の見本が並べられています。
広々とした店内。ショーケースにはいろいろな種類の和菓子が並んでいます。
お目当ての水無月も販売されています。無くなってしまうこともありますので、気になる方はお早めに。
「水無月 栗入り」183円(税込)
小豆の他に栗がのせられている珍しい水無月。
というのも『若菜屋』さんの代表銘菓は「栗阿彌(りつあみ)」という栗をまるごと使ったお菓子。そのため『若菜屋』さんといえば栗のイメージが定着しています。
外郎は柔らかめで弾力は少なく、ほのかな甘味を感じます。そこに栗の硬い食感が混ざり合い極上の食感が生まれます。小豆の甘さと栗の自然な甘みのコントラストも最高です。
「水無月 よもぎ」183円(税込)
京都で緑色の和菓子といえば、抹茶がおなじみですが、こちらは「よもぎ」。外郎は白い水無月よりもさらに柔らかく、舌の上でとろけます。ほのかな甘味の中にしっかりとよもぎの風味も感じられ、小豆の甘さと良く合います。
栗入りの水無月は、おいしいだけではなく、見た目もきれいで目も楽しませてくれます。また、お値段が安いのも嬉しいポイントの一つ。気になる方はチェックしてくださいね。
若菜屋 御池本店
〒604-8261
京都市中京区御池通油小路西入式阿弥町137-6
電話番号:075-253-0234
営業時間:9:00~20:00
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