【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part125:テーブルごと食事を運ぶ
みなさん、こんにちは~!
今回も人気シリーズ「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動」をお届けします!
韓国ドラマを見ていると、生活習慣や文化、日本との違いなど、色々と垣間見ることができますよね。
このシリーズでは、これまでにも韓国ドラマに出てくるシーンから、たくさんの面白い発見や情報を取り上げてきました。
読んだことがない方は、過去のシリーズもぜひ、読んでみてくださいね^^
さて、今回はいったいどんな不思議が出てくるのでしょうか?!
それでは、さっそく見ていきましょう~♪
「食事を運ぶときは、おぼんじゃなくてテーブルごと?!」
韓国ドラマを見ていると、食事をするシーンがよく出てきますよね!
そんな食事のシーンで、おぼんじゃなくて小さなテーブルのようなものに料理の入った器をのせて運んでいるのを見たことありませんか?
日本では普通、テーブルが置いてあって、料理の入った器やお皿は、おぼんにのせて運んだりすることが多いですよね。
ところが、韓国ドラマを見ていると、小さなテーブルやちゃぶ台のようなものに料理をのせて上げ下げしている姿を目にすることがあります。
特に外に置いてある台の上で何かを食べている場合によくその光景を見ます。
韓国の時代劇を見ていても、王様の食事をこの小さめのテーブルのようなものにのせて運んでいるシーンが出てくることがありますね。
詳しい理由は分かりませんが、今でもテーブルごと運ぶ文化が残っている理由の1つとしては、「평상(ピョンサン)」が関係しています。
韓国では、家の外に「평상(ピョンサン)」というウッドデッキのような木製の台が置いてあることがあります。韓国ドラマにもよく出てきますよね
田舎の方だと庭に置いてあったり、都会だと屋上に置いてあったりします。
その台の上に座って、お酒を飲んだり、食事をしたりしている姿もたびたび見られます。
このとき、おぼんではなく、テーブルに食べ物をのせて運んでいることが多いんです。
「お酒とおつまみくらいなら、わざわざテーブルごと持っていかなくてもいいんじゃないの?」って思ってしまうかもしれませんが、韓国は食事のときに器を持たずに食べるのがマナーとされています。
日本では、器を持って食べるのがマナーとされているので反対ですよね。
なので韓国では器を持って食べないので、「평상(ピョンサン)」の上に座って何かを食べるとき、テーブルの高さがないと食べづらいんですよね。
そのため、テーブルを持って行かないと不便なのです。
「평상(ピョンサン)」は、屋外に置いてあるため、テーブルを出しっぱなしにすると、雨などで濡れてしまったり、汚れてしまいます。
また、「평상(ピョンサン)」は座るだけでなく、何かを干したり、広げたり、作業台のように使うこともあります。
さらにベッドのように寝転んだり、ちょっと横になるときに使ったりもするんですね。
なので、常にテーブルを出しておくと邪魔になることもあるんです。
「평상(ピョンサン)」で、何かを食べたり、飲んだりしようとするときに、まず、「평상(ピョンサン)」の上にテーブルを用意してから、次におぼんに料理をのせて何回も運ぶよりは、最初からテーブルに料理をのせて運ぶ方が早いですよね!
だから、料理を運ぶときはテーブルごと運んでいるのかもしれません。
ちなみに、どうして、わざわざ外に置いてある「평상(ピョンサン)」まで料理を運んで食べたり飲んだりするのかというと、「外で食べると気持ちがいいから」なんです!
たしかに、ピクニックとかカフェのテラスとかって、開放感があって気分が良いですよね!
「평상(ピョンサン)」で食事をするのもそういう感じなんでしょうね!
いかがでしたか?
今回は、韓国ドラマに出てくるシーンから、料理をテーブルにのせて運ぶナゾについて書いてみました!
なぜテーブルにのせて運ぶのか?それは昔の名残からなのか…?それとも、一気に運べてラクだからなのか…?
そのはっきりとした理由は分かりませんでした…泣
ですが、昔から「평상(ピョンサン)」の上で食べたり、飲んだりすることが多く、日本とは違う文化や生活スタイルがあり、今もそういう習慣が残っているのだと思います。
韓国ドラマを通して、そういった日本との違いや疑問を見つけるのもおもしろいですよね。
それでは、また次回もどうぞお楽しみに~♪
ーーー
今回の記事で韓国・韓国語に関心を持たれた方がいましたら、YouTubeで私と一緒に韓国語を学んでみませんか?
全くのゼロからでも学べる、無料の韓国語講座を配信中です!