遊撃手ビッグ4の契約は、上が3億5000万ドル、下は1億7700万ドル。その差はほぼ2倍!?
FA市場に残っていた最後の大物、ダンズビー・スワンソンも、来シーズンからプレーするチームが決まったようだ。ESPNのジェフ・パッサンが、シカゴ・カブスとの契約合意を報じた。ESPNのカイリー・マクダニエルやMLB.comのジョーダン・バスティアンらによると、契約は7年1億7700万ドルだという。
スワンソンを含む「遊撃手ビッグ4」は、1億5000万ドル以上の大型契約を、揃って手にした。カルロス・コレイアはサンフランシスコ・ジャイアンツと13年3億5000万ドル、トレイ・ターナーはフィラデルフィア・フィリーズと11年3億ドル、ザンダー・ボガーツはサンディエゴ・パドレスと11年2億8000万ドルの契約を交わした。
コレイアとスワンソンの契約総額には、約2倍の差がある。ターナーとボガーツと比べても、スワンソンは1億ドル以上少ない。
もっとも、年平均額は、そこまで違わない。コレイアが2692万ドル、ターナーが2727万ドル、ボガーツが2545万ドル、スワンソンは2528万ドルだ(1000ドルの単位を四捨五入)。総額の大きな差は、契約年数の違いに起因する。
契約期間の年齢(各シーズンの6月30日時点)は、コレイアが28歳~40歳、ターナーとボガーツが30歳~40歳、スワンソンは29歳~35歳だ。この契約が満了した後、スワンソンが36歳~40歳の5シーズンに計1億ドル以上を得るとは、現時点では考えにくい。けれども、30代半ばになっても衰えの兆候がまったくなければ、あり得なくはないだろう。また、その頃には、相場が上がっているかもしれない。
なお、スワンソンのカブス入団は、妻が要因となった可能性もある。それについては、こちらで書いた。