球場でセックスをしてはいけません。言うまでもないことですが…
球場でセックスをしてはいけません。そう掲示している球場は、あるのだろうか。少なくとも、私は目にしたことがない。わかりきっていることなので、わざわざ謳う必要はないと思う。
ただ、もしかすると、掲示したほうがいいのかもしれない。先月下旬、球場で性行為に及ぶカップルが、立て続けに現れた。ニューヨーク・ポストやTMZスポーツなどが報じている。
それらの報道によると、日時は8月21日(デー・ゲーム)と29日(ナイト・ゲーム)、場所はリングセントラル・コロシアムとロジャース・センターだ。両球場は、それぞれ、オークランド・アスレティックスとトロント・ブルージェイズが本拠としている。
同じカップルではないらしい。どちらのカップルも、試合中にアッパーデック上部の端に近いところで、セックスあるいはそれに近い行為をしていた。これは、噂ではない。いずれも、離れた場所から撮影した動画をアップしたツイートが――現在も削除されていなければ――存在する。
ちなみに、問題の行為があった日、アスレティックスは、5対3でシアトル・マリナーズを下した。ブルージェイズは、シカゴ・カブスと対戦し、11回裏にサヨナラ勝ちを収めた。スコアは5対4、上の写真はその試合後だ。観客数は、リングセントラル・コロシアムが9314人、ロジャース・センターは2万6473人だった。
5月初旬には、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地、シチズンズバンク・パークでも、あるカップルが似たようなことをしていた。ただ、場所は、トイレの「個室」だった。この行為を知らしめたのは、バースツール・フィリーのツイートだ。ブースの下から、向かい合った男女と思われるカップルの足元が見える写真を、アップしている。トイレに入ってキスをしていただけ、とは思えない。とはいえ、オークランドとトロントのカップルと比べれば、人目につかないように、という配慮があったという見方もできる。
なお、ロジャース・センターの名称がスカイドームだった時代には、試合中にホテルの一室でセックスをしている姿が、球場から目撃されたことがある。このホテルは球場に隣接していて、部屋によっては、そこから試合を観ることができる。
また、セックスではないが、3年前のワールドシリーズでは、こんなことも起きている。