なぜHSPは生きづらい?自信を得た「繊細さん」にはどんな「共通点」が!?
こんにちは、精神科医しょうです。
HSP気質を持つ人は自分の性質を短所に感じて生きづらいと悩むことが多いですが、生来の性質を長所と捉えられれば悩みから解放されるかもしれません。
感受性が強い繊細な性質は社会生活の中で本人に大きな負担をかけるため、精神的にも肉体的にも疲れてしまい生きにくさを感じさせます。
あなたが自信を得るために必要なHSPを長所とするコツを解説するので、自分の毎日が苦しいと悩む人は解決策として検討してみてくださいね。
HSP気質の特徴は活用次第で良い結果を招いてくれるので、自分の特性を磨いて自信を獲得しあなたの力で生きづらい気持ちを変えてみましょう。
HSP気質に「生きづらい」は共通する苦悩
自分の人生を「生きづらい」と苦しく感じるのは、HSP気質の人に共通する問題であると言って良いでしょう。
繊細すぎるとネガティブな感情を過剰に持ってしまうので、心が曇ってあなた自身の人生を前向きに見れなくなり強い諦念感を抱きやすいのです。
生きることについて苦しむのは
HSP気質の人は敏感で聴覚や共感能力の働きが高く、周りの人々との接触で心理的ストレスを感じてしまう傾向があります。
小さな呟き声でも耳に届いてしまうので聴覚に常に刺激があり、誰かの悪口や陰口を言う会話も分かるため「自分のことでは?」と心がざわつきやすいでしょう。
他人の感情を読み取り無意識に同調してしまうので、誰かの悲しみや辛さに自分も引きずられて気持ちが沈みやすいです。
社会に属して生きていくには人との接触は不可避となるため、負担がかかる人との交流も我慢して持たなければいけなので生きることに苦しさを感じてしまいます。
一定数いてもHSPは少数派
HSP気質を持つ人は日本人の人口の中で一定数いると言われていますが、その割合は全体の15%~20%なので少数派になります。
自分の近くにいる人たちに同じタイプの人がいない場合の方が多いので、感覚の鋭さで様々な負担を抱えていることを周りの人にはなかなか理解してもらえません。
自分が苦悩している理由が周囲からは「?」と思われやすいため、孤独感も湧いてきてしまいHSPであることに生きづらいと感じるのでしょう。
HSPの生きづらい気持ちには自信が薬となる
HSP気質であるために抱く生きづらい気持ちから解放されるには、自分に対して自信を持つことがあなたの気持ちを変える薬になってくれます。
長所となる要素を見つけられると
自分を嫌っていた人でも自身の中に長所を見つけられたことで、自分を認めて受け入れられるようになった人もいます。
あなたの生きづらさは自分の性質を良くないものと捉えているためがありますが、自分の性質に長所となる要素を見つけられれば自信を得るきっかけになるでしょう。
自信は自分を肯定する入口になる
自信は自分を評価する元であるので自信を持てると、あなたが自分を肯定する入口が開きます。
すぐに自分を肯定してあげることができなくても、自信の深まりとともにだんだんと自分を否定せずに認めてあげる気持ちが強くなっていくはずです。
HSPの生きづらいを改める自信を獲得するには
HSP気質の人が持つ自分の人生は生きづらいと感じる気持ちを改めるためには、あなたの性質が持つ特徴を良い方向に動かすことがおすすめです。
自分の特徴を長所として磨き、自信の獲得を目指してみてください。
自分の「聞き手」スキルを高める
HSPさんはあまり押しが強くないタイプなので、処世術として聞き手に回り相手の様子を見て適する反応を取ります。
聞き手スキルを高めると柔和な態度で話を聞いてくれる相手もあなたに心を許し、他の人には明かしていない良い情報など提供してくれる場合があります。
聞き上手は他人からの反感を買いにくいメリットがあり、自分から話を振るタイプの人よりも人間関係のいざこざに巻き込まれないでしょう。
「心配性」を活かし探求を極める
HSPは人一倍心配性なので何かをするときは準備やチェックを怠りませんが、この働きをもっと深めてみると良い結果を生み出せるチャンスがあります。
仕事で担当業務を与えられたら関係する情報を調べて探求すると、同じ業務をしている人よりも幅広い知識を持てるので仕事の精度を高めることが可能です。
仕事の仕上がりが良いと周りの人からも一目置かれ、あなたに対する評価も変わるようになります。
「人目敏感」で仕事の成果を出す
人の視線が気になり相手からどう思われるかも気になりやすいですが、仕事の際にも人目に敏感でいると悪い評価を避けるために作業に熱が入るでしょう。
仕事の内容にミスがないか、レベル的に低いものではないか、作業ペースが遅くないかなど、より気を配ると優れた仕事を行えます。
「共感能力」でうまく立ち回る
共感能力は相手の不快な気持ちを察知できることが厄介ですが、相手がイライラしていたり怒っているのが分かるとうまく立ち回れます。
職場の上司が苛立っているようであれば、それに気づけると気持ちを刺激して八つ当たりされないように注意することが可能です。
他人の気持ちを感じる能力は対人関係で役立つ能力であり、共感能力が高いと人間関係のトラブルを回避できます。
まとめ
HSP気質であるために苦労することは多いですが、生来の性質をあなたがどう受け止めるかでHSPによる生きづらい気持ちを小さくしていけます。
感覚の鋭敏さをうまく利用できると、人間関係や仕事など様々な面で自分に有利な働きが生まれるでしょう。
HSP気質を自分の足かせとなる短所にせず長所とできれば、自分への自信を獲得でき生きづらいから解放されます。
生まれつきのものが影響した問題を解決するのは自分次第なので、あなたにメリットがある活用の仕方をしてみてください。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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