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捕手難のソフトバンクに朗報! 細川が10日実戦復帰

田尻耕太郎スポーツライター

7イニング出られれば

鷹の頭脳が帰ってくる。右手親指骨折でリハビリを続けていた細川亨捕手が今日9日から2軍に合流。チームとともに遠征に帯同し10日のウエスタン・リーグ公式戦、広島カープ戦(由宇)から実戦出場する。水上善雄2軍監督は「まずは短いイニングでの出場になると思うが、彼ならば7イニングも出られるようになればすぐに1軍に推薦できる」と早期の1軍昇格も示唆した。

また、10日の先発投手は開幕ローテ入りも今週登板機会がなくファーム調整中の東浜巨の予定。水上2軍監督も「お互いにとってちょうど良い調整になりますよ」と笑顔を見せた。細川も「由宇で試合をするのは初めて。海と山が近いんですね。インターネットで調べました(笑)。まずは試合勘を戻すこと」と明るい表情で話した。

捕手不足のチームに朗報

現在、ソフトバンク捕手陣は鶴岡慎也と高谷裕亮が奮闘中だが、細川のほかにも開幕1軍入りを果たした若手期待株の斐紹も開幕3戦目に左膝靭帯損傷で戦線離脱中。さらに、4月2日には1軍登録枠の関係で拓也を出場選手登録から抹消したこともあり、その穴を埋めるために育成枠だった細山田武史を緊急支配下登録するなどドタバタが続いていた。

ソフトバンクは開幕から11試合を戦い5勝5敗1分。大きく出遅れたわけではないが、開幕ダッシュを決められたわけでもない。チーム防御率2.63は十分健闘している数字と言えるが、さらにディフェンス面を強固にするためにも、細川の1軍昇格は待ち遠しいところだ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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