【札幌市中央区】子供達にも大人気!全天候型お出かけスポットで札幌の水の旅をアトラクション形式で学ぶ
いろはです。記事をお読みいただきありがとうございます。
最近、札幌市に住んでいながら訪れたことがなかった施設に伺いました。生活に密着した水について学べとても素晴らしい施設でした。今回は感動した記念館の一部をご紹介します。
【イベント情報】
2023年6月24日(土)と25日(日)は4年ぶりとなる水道フェスタがここで行われます。水道フェスタのプチ情報を盛り込んだ記事を最後にご紹介いたしますので、読んでみてください。
札幌市水道記念館へ行ってきました~
藻岩山山嶺にあるのでパノラマの眺望
晴れて見晴らしの良さにびっくり!遠くにさっぽろテレビ塔、ノルベサの大観覧車 nORIA、そしてJRタワーがみえます。札幌ドームも見えました。
ここは水の旅をテーマに、水がどこからきて私たちの生活で使用できるようになるのかということを、分かりやすく楽しく、また水の大切さについて体験して知ることが出来る施設です。ここで知ることで次の日から水に対しての思いや行動が変わりますよ~
記念館は以前、浄水場として使用
記念館は浄水場として使用されていた建物を昭和52年(1977年)から記念館として利用し、平成19年(2007年)からリニューアルされ今に至ります。
入口は地下1階
受付前を通り、目の前にはエスカレーターが現れます。実はここは以前浄水場内の水を貯水していた場所です。水をためておく場所は池(いけ)と呼ばれます。地下1階となるここは水の旅の入口となり、上っていくと目の前のウォーターフォールビジョンに自分の姿が映りますよ~。
水源の森~水の旅のはじまり~
水がどこからやってきて、どのようにして私たちの生活水となるのか・・・先ずは水の源の映像からスタート
自然豊かな支笏洞爺国立公園や国有林に囲まれた森を水源地として四季折々の自然と水の関わり映像が映し出されます。
豊平峡ダムや定山渓ダムへ
水は長い時間を経て森から豊平峡ダムや定山渓ダムに集まり、ダムからは計画的に豊平川へと放流されています。
川からは水を取り込み(取り込む場所が取水場)、浄水場へと送ります。市内には6つの取水場があり水源の98%は豊平川が水源となり、琴似発寒川、星置川など地域により異なる川から取水されています。
ここを通過すると・・・
水工場
「水をつくる」「水を守る」「水を届ける」の3つのコーナ ーで構成され、浄水場で自分が水の粒になって浄水されるしくみを体験出来るコーナーがあります。ここでは小さな穴を通り抜けるので小さなお子様が体験できるコーナーとなります。
水の実験教室(定員4名、所要時間約15分、対象小学生以上)数回/日
濁った川の水をどのようにしてキレイにするのかという実験教室は大人も楽しめ学べます。いろはは体験しましたが参加してよかった1つです(こちらは後日ご紹介予定です)。
ここはちょっとガラスで透けていて怖いけど、普段見えない道路の下の水道の配管の様子が分かりやすく展示されています。
消火栓
札幌ではよく見る黄色の消火栓。市内で多く見られます。本州とは違うスタイルです。中はこうなっていたのですね。
街の中での消火栓はこちら
サイエンスパーク
水の大循環ジムとエンジェルリング
楽しく遊びながら水の不思議を学べます。訪ねた日は子供達が巨大なネット製のジャングルジムの中でアスレチック的に動き回って楽しそうでした。しずく型がかわいいですね。大人は入れないのが残念。
ウォッピースロット
3つの水車を水鉄砲でうって、ウォッピーの絵柄をそろえて遊びます。水鉄砲が勢いよくてついつい全集中!
ヘキシャボン
六角形のシャボンの膜に包まれ、シャボン玉の中に入った気分は爽快!
アクアタウン
アクアシネマ(無料)
世界の水事情、札幌の水道のあゆみ(アニメ)など上映するミニ映画館です。現在5分から10分ほどのショート上映を見られますよ。お子様にも分かりやすい内容でした~
水の防災インフォメーションコーナー
最近も北海道では震度5弱の地震があり、2018年の北海道胆振東部地震を思い出すようなドキリとしたものでした。やはり日頃からの備えをしておくことの大切さを感じました。ところで、生活水、飲み水と水は生きていくために欠かせないものですが、どれくらい必要でしょうか。
一人3リットルそして三日分。なかなかの量ですね。いろはも備蓄しています。水はかけがえのない代わりのものがない大切なものです。でも、緊急時の飲み水を札幌では常に確保しているそうですよ。
緊急貯水槽って知っていますか?
学校、公園、庁舎の地下に大きな水槽があり常に新鮮な水を貯めているそうです。災害時には三日分の水を配ることが可能だそうです。この場所はいざという時の為には必須ですね。札幌市水道局のHPのこちらでも確認できますよ。
水道プレイスタジオ
水道事業についてのおさらいコーナー。また、上階の「水源の森」ゾーンと展示を連携させ、使用した水が再び自然に戻っていくことを表現しています。
ここのコーナーの真上は、スタートした水源の森~水の旅のはじまり~の場所へと繋がります。
ボールコースター
ここがまた子供達に大人気でした。水道水が水源から私達のお家へ届くまでをボールコースターで学ぶことができます。
ボタンを押すと海からピンポン玉が発射されて旅をしたピンボン玉は雨となりまた元の場所(海)へ戻ってきます。このピンポン玉は水の粒の代わりですが、水の循環がとても分かりやすいコーナーでした。
水道記念室
札幌の水道事業の歴史の紹介と水道局が所蔵する資料や収蔵品を展示しているスペースです。ノスタルジックで驚きます。
ここで記念館のアクアミュージアムゾーンは終わります。いかがでしたでしょうか。
水の大切さ、そして今安心安全に当たり前に使っている水がどのように処理され私たちの家庭まで届いているのかという流れが分かると、更に水の大切さを痛感しました。
今回ご紹介した内容は、水道記念館のほんの一部です。細部まで紹介したいくらいのコーナーやゾーンがあるのですが、1度来館してご自身で楽しんで体験して発見してみてはいかがでしょうか。気になる方は是非。
最後にいろはの推しポイント
サイエンスパークが一番分かりやすいのですが、壁に穴が空いています。これなんだか分かりますか。以前ここは浄水場で使用されていた場所だからこの穴はとても大事なものなんです。
至るところの壁に年季を感じます。壁は整流壁(せいりゅうへき)といい、ちどりになっている穴から水が流れ、水の流速を一定にしてフロックを除去しやすくします。昭和12年(1937年)~昭和46年(1971年)まで使用されていました。
フロックとは何か・・・水道記念館で水の実験教室に参加するととてもよくわかりますよ~。でも、館内でも説明があるので見つけてみてくださいね~。
【取材後記】
ここは伏見稲荷神社、藻岩山ロープウェイ山麓駅からちょっと坂道があるけど徒歩圏です。無料駐車場も完備されています。お出かけスポットとして1度訪れて見てはいかがでしょうか。1度訪れるとまた行きたい場所になると思います。
因みに小学校4年生の社会見学コースでもあり、いろはが訪れた時にはちょうど子供達が楽しく学んでいました。大人も楽しめますので是非。
札幌市水道局の方には取材のご快諾とご協力をありがとうございます。更に札幌市水道記念館のスタッフの方には大変お世話になりました。ご案内いただきありがとうございます。
【イベント情報】
過去記事<2023/6/22配信>でもご紹介
イベントに行かれるなら読んでから行くと、より楽しめますよ。
【札幌市中央区】4年ぶりの水のイベントが開催!みんなで大はしゃぎ。藻岩山嶺へ無料シャトルバスでGO!
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【施設情報】
施設名 /札幌市水道記念館
住所 /札幌市中央区伏見4丁目
電話番号 /011-561-8928
入館無料
開館期間 /4月15日~11月15日(令和5年)
休館日 /月曜日(月曜が祝日の場合はその直後の平日)
開館時間 /9:30~16:30
アクセス /こちらよりご覧いただけます
無料駐車場完備
札幌市水道記念館HP /こちらです
噴水広場・カナール広場通水のお知らせ//5月13日(土)より、噴水広場・カナール広場の通水を開始<詳細はHPでご確認ください>
※こちらの情報は、2023年6月の取材時のものです。
※最新情報は、HPにてご確認のほどご来館ください。