1缶で牛丼並盛の2倍の価格!?まさかのプチプチ食感、吉野家の缶詰非常食【缶飯】の中が想定外
皆さん非常食ってどれぐらい食べたことがありますか?
いざという時の非常食、なかなか食べる機会がないですよね。
とはいえ、災害や非常時こそ食べ慣れているものを安心して食べたいと思うのは当たり前。
そこで自称、日本一非常食を食べている筆者が今回は吉野家の非常食缶詰、缶飯についてお伝えします。
吉野家の牛丼缶飯は一缶で並盛の倍の価格!?
まず吉牛の缶飯驚かされるのが強気の価格設定。
最近は店舗にも並ぶようになり、置いてある店で金額に違いがあるものの、吉野家公式HPの6缶セットを割って計算すると大体1缶800円ぐらいの設定。店舗で食べる牛丼並盛387円だから、この缶飯は倍の価格、この強気な設定に驚かされる人も多いかと思います。私も最初は驚きました。
ではそんな強気の缶飯、実際の中はどうなっているのでしょうか?
うん、ちゃんと美味しそうなんですよねこれが
でも正直牛肉や玉ねぎの具が薄っぺらい!!
箸でそっと上をなぞるとなくなってしまい、すぐ下からご飯が出てくる量なんですよ。
正直、肉の量には、なかなかの不信感、、、、足りない笑
ではお味は?というと
お米に味がしみているので口に入れた瞬間にちょっと『ねこまんま』的な部分は否めませんが、いやいやつゆだくだと思えば問題なし。
あれ?吉野家の牛丼の出汁の味にプチプチ食感がまざって噛めば噛むほどいい感じ。
食感は少し違えど、慣れ親しんだ吉牛のどんぶりを食べているようなうまみが口に広がってきます。
食べていると肉の少なさもほとんど気にならず、むしろこれでいいのかもぐらいに感じてきますね。
(と、自分に言い聞かせながら食べ進みます)
しかしこのご飯にプチプチ食感
なんだこれは!??ごま??
よく見ると缶には『金のいぶき』と記されています。
吉野家の缶飯につかわれている金のいぶきの正体は?
調べてみたところ、金のいぶきとはみやぎ県産の玄米。ギャバ、食物繊維、ビタミンEを多く含んだ究極の玄米ともいわれている高機能玄米。冷めている状態でも美味しく食べられると言われています。プチプチ食感は栄養の多い胚芽が通常の玄米より大きいために感じやすいんですね。
実は缶飯は白飯ではなく玄米。吉野家さん!これは、意識高い!!
(参考 白米と比べ金のいぶきは食物繊維が7.8倍、 ビタミンEは26倍 吉野家公式HPより)
そう、実は被災地で配給される非常食の種類というのはおにぎりやアルファ米などが多く、近年被災地や長期的な避難所生活時におきる炭水化物への栄養の偏りが問題になっています。
だからこそ、白米ではなく金のいぶきを使用しているあたりに、開発側のこだわりを感じずにはいられません。
さてそんな吉野家の缶飯シリーズ焼鳥丼や豚丼など何種類か出ていますが
筆者が特にお勧めしたいのがこれ!!
思わぬ美味しさ焼塩さば丼
見て欲しい、そのまんま、焼きさば!
皮にしっかりと焦げ目がついて細くカットされている具がびっしりとご飯の上に乗っています。
正直牛丼とは比べものにならないほどの具のしっかり入っている感(牛丼ごめんなさい)
味もさばの香ばしさがダイレクトに伝わってきて、少々燻製っぽい感じはするものの、魚の水煮缶などで時々感じる生臭さがまったくないんですよ。
はっきり言ってかなりクオリティ高いです。非常時じゃなくてもたまに食べていいレベル。
食感はしっかりしているのに骨がないから食べやすく、お米は柔らかいので食べ進みやすいですね。お肉よりお魚が好きという高齢の方がいるお宅などには絶対おすすめです。
いかがでしたか?牛丼並盛より倍の値段の缶飯。それでも3年という賞味期限や金のいぶきを使用するなど材料のこだわりを考えれば安く感じるかもしれません。
非常時の食欲のない時こそ食べ慣れたものがおすすめですが、牛丼の他にもう1缶買うならぜひ、焼きさば缶にもトライしていただきたいと思っています。