カナストータ国際ボクシング名誉の殿堂博物館への旅より#2
国際ボクシング名誉の殿堂博物館(International Boxing Hall of Fame)はニューヨーク州カナストータにある。今年最後のHBO興行が同じくニューヨーク郊外のベローナで行われた12月19日の前後、ほど近くにある殿堂を多くの関係者が訪れた。
ミュージアムの入場料は$13.50、65歳以上は$11.50、15歳以下は$8.50(6歳以下は無料)。規模自体はそれほど大きくないので、くまなく見て回っても数時間あれば十分。2016年度の殿堂入りセレモニーは来年6月9日から12日にかけて開催され、期間中は様々なイベントが行われる。
全階級通じて最多防衛記録である世界王座25連続防衛の記録保持者、”褐色の爆撃機" 世界ヘビー級王者ジョー・ルイスのトレーニング用グローブ
リング誌のライトヘビー級王者ホゼ・トーレスのベルト
マックス・シュメリング対ジョー・ルイス再戦のポスター、プログラム、チケット。ドイツ対アメリカの代理戦争。歴史的イベントと呼び得るヘビー級タイトル戦
「ロッキーはロッキーでも、映画のロッキーやない。ロッキー・マルシアーノのロッキーや」は漫画”はじめの一歩”史上に残る名セリフ
”キンシャサの奇跡”のポスター、チケット。説明不要の一戦
シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、アーツロ・ガッティなど多くの名選手たちのガウンも展示されている
1925〜2007年までマディソン・スクウェア・ガーデンで使用されたリング
お土産コーナーも充実
2016年の殿堂入りリストは12月16日に発表され、元選手ではヘクター・カマチョ(プエルトリコ・故人)、イラリオ・サパタ(パナマ)、ルペ・ピントール(メキシコ)が選ばれた。セレモニーは来年6月に行われる
将来の殿堂入り確実のマニー・パッキャオとフロイド・メイウェザー。同年に引退し、一緒に殿堂入りして順番にスピーチして欲しい
ボクシングマガジン、リング誌などで活躍する福田直樹カメラマン。全米ボクシング記者協会の最優秀写真賞を過去5年間で4度も受賞しており、将来の殿堂入りも有望か