【名古屋市】B級グルメライターが選ぶ〜Vol.23〜昔ながら愛される一杯。屋台風の老舗ラーメン3選
新進気鋭のお店がひしめき、活気付いている名古屋のラーメン文化。しかしその支えになっているのは、昔から名古屋を盛り上げてきた老舗ラーメン屋さんの存在です。
今回は昔ながらマニアックなファンに愛されている老舗の一杯をご紹介!隠れたご当地ラーメン・たまごとじラーメンや、学生に愛されている醤油豚骨ラーメン、プルプルのチャーシューメンなど唯一無二の一杯ばかりです。
桜花ラーメン(名古屋市千種区)
屋台の趣を残した、千種区にある「桜花ラーメン」さん。庶民的な価格設定を守りつつ、丁寧に作られた「玉子とじラーメン」は常連さんの多い一杯です。
スープは豚骨・鶏ガラベースのこってり系なのですが、卵とじが加わることで綺麗な白濁色を呈します。旨味の中に、まろやかさも加わって、喉の奥にじわじわと染み渡っていきます。思わず肩の荷が降りる優しい味わいです。
三角形の板海苔も特徴で、バラチャーシューはホロホロとした食感。もっちり玉子麺とスープの相性もよく、スルスルといただくことができます。
スープを飲んでも罪悪感がなく、最後の一滴を飲み干すまで満足度が上がり続けます。昔ながら愛されている老舗の一杯は、お腹も心もポカポカにしてくれる一杯です。
<桜花らーめん>
住所:愛知県名古屋市千種区天満通2-26-2
営業時間:11:45~14:00、19:30~24:00
定休日:不定休
電話番号:052-712-6567
アクセス:名古屋市営地下鉄・本山駅から車で約5分
らーめん あ・うん(天白区)
地下鉄鶴舞線・塩釜口近くに位置する「らーめん あ・うん」さん。昔ながらのラーメン屋さんとは思えない尖ったチャーシュー麺を提供しています。その名も「トロ肉Wらーめん」。トロ肉と呼んでいる、自家製チャーシューが2枚も入った個性的な一杯です。
一口啜ると、少し塩辛くも、まろやかな旨味のあるスープが口の中に染み渡っていきます。訪れるたびに味が少し変わるスープも訪問する楽しみです。
見てください!このチャーシューのずっしり感。ひとたび「トロ肉チャーシュー」を口に入れると、プルプルとしたコラーゲン状のお肉が舌の上に溶けていきます。
醤油ダレが染みており、一口で何杯もご飯がいけるほどワイルドな味わい。こってり好きにはたまらない、まさに旨味の爆弾です!ラーメンを頼むとライスが一杯無料でもらえるので、ぜひ山盛りの一杯の上に乗せていただきましょう。
<らーめん あ・うん>
住所:愛知県名古屋市天白区塩釜口1丁目712
営業時間:11時~14時、17時30分~20時
定休日:月曜日
電話番号:052-833-1238
アクセス:地下鉄鶴舞線・塩釜口駅から徒歩2〜3分
山ちゃんラーメン(天白区)
塩釜口の老舗「山ちゃんラーメン」さんが提供しているのは、あっさり系の豚骨醤油ラーメン。近年、豚骨といえばこってりが主流となり、あまり見かけることがなくなった味わい深いスープのラーメンをいただけます。一番人気は「キャベツラーメン」です。
淡麗な豚骨醤油スープは、一口飲むと豚骨の優しくも滋味深い味わい。軽やかで奥深い、ライトな豚骨スープに感動しました。そんなスープによく合うのがキャベツ。油で適度にこってり感も加わるほか、キャベツの甘みも良いアクセントです。
麺は細く縮れたたまご麺。やはり昔ながらのラーメンの定番ですね。ツルツルとした食感と、喉越しがよく、あっさり系スープとの相性も良かったです。
卵の甘みもスープに生きており、全体が優しく味わい深いラーメンに仕上げられていました。このホッと一息つける一杯に多くのファンがいらっしゃるのも頷けます。
<山ちゃんラーメン>
住所:名古屋市天白区元八事4-64
営業時間:11時30分~14時00分、18時00分~22時30分
定休日:火曜日
電話番号:052-835-8740
アクセス:地下鉄鶴舞線・塩釜口駅から徒歩約3分
いかがでしたでしょうか?名古屋にはマニアックですが素晴らしい一杯がたくさんあります。これからもさらにアンテナを高めながら、名古屋のラーメンをご紹介していこうと思っているので乞うご期待ください!