カップ麺でバイキルト!ゲーマー向け「カップヌードル」と「カレーメシ」どんな味?
ゲーマー向けの「カップヌードル」と「カレーメシ」登場
今回レビューするのは、日清食品から発売されたゲーマー向けの商品、「ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック&黒胡椒焼そば」と「ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー」。
ゲーミングPCを思わせるカラフルなパッケージデザインで、ゲーム中に機器を汚さないように、もしくはゲーム中に食べて伸びたりしないように、汁なしの焼そばとカレーとなっています。
両商品ともエナジードリンクや栄養ドリンクにも入っているアルギニンやナイアシン、カフェインなどが入っており、まるでゲーマーにバフをかけるかのよう。これが「バイキルト」なのか「スカラ」なのかはわかりませんが、ゲーマーにとって大きな武器になってくれそう。
上の写真の文字ですが、最初ブレてて汚い印字だと思っていましたが、これはおそらくモニターのブレとかもしくは3D映像的な雰囲気を出していますよね。芸が細かい。
「ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック&黒胡椒焼そば」
まずは「ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック&黒胡椒焼そば」。いつものスープのあるカップヌードルではなく、汁なしの焼そばとなっています。エナジードリンクならぬ「エナジー焼そば」。実物見る前だとただの冗談にしか思えませんよね。
ソースは胡椒を効かせた醤油味で本家の「カップヌードル」と似た味ですが、胡椒に加えてニンニクも効かせ全体的に「カップヌードル」よりも多少ハッキリした味となっています。ただ、「エナジー」とか「ガーリック&黒胡椒」と銘打つ商品なので、もっと目の覚めるようなパンチがあっても良かったかなという印象。
そして「エナジー」の部分、カフェイン、アルギニン、ナイアシンはソースに配合されているのですが、食べていて特にエナジー焼そばだと感じることはなく、正直入っているのかは食べているだけではまったくわかりません。3個とか4個とか食べることで、やたら活力がみなぎってきたり、鼻血が出たりして認識できるのかもしれません。
麺は汁なし麺仕様でいつもより太めでコシが強く縮れもかなり穏やか。「カップヌードル」の麺は基本伸びやすいのですが、今回の麺はゲームの合間に食べて放置してしまってもある程度は持ちこたえてくれそうです。ただ麺量は他の汁なしカップ麺と比べて少なめでした。
具は、謎肉、エビ、たまご、キャベツが入っており、ネギがキャベツに代わった以外はいつものカップヌードルと同じ構成。麺同様に全体的に量は少なめでした。いつもの具だくさんな「カップヌードル」に比べるとボリュームはちょっと物足りないですが、カップ焼そばでほぼ「カップヌードル」の具なのは面白いですね。
「ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー」
続いては「ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー」。こちらもスープのないカレーでゲーマーに配慮されています。カレーなら、スープほど機器を汚したり時間経過で伸びることもありません。神保町の古本街でカレー屋さんが流行るのと同じ理屈ですね。
「エナジーカレー」は「エナジー焼そば」に比べるとまだ現実味がある気がしますが、スパイスじゃない怪しげなものが入っていそうな感じもします。
ルゥは、ポークベースにジンジャーやスパイスをガッツリ効かせています。パンチ不足に感じた「カップヌードル焼そば」に比べて「カレーメシ」は特にスパイスが強力で、食べてしばらくすると発汗してきました。全般的に「カレーメシ」シリーズはスパイス感ありますが、今回もスパイシー。ジンジャーでスパイスのキレがさらに増幅されています。
ルゥには、エナジー要素のカフェイン、アルギニン、ナイアシンも入っていますが、食べても実感はできません。ただ、ジンジャーとスパイスで発汗するためなんとなくエナジー要素に説得力がありました。
ライスは他の「カレーメシ」と同じ量で、時間経過とともにだんだん水っぽさがなくなってカレーライスらしくなっていきます。ゲーマー向けだからといって特にいつものカレーメシと違うわけではないですが、ゲーム中にしばらく放置しても伸びたラーメンほどの惨状にはならなそうです。
具は、大豆挽肉とニンジン。どちらもかなり細かくて、一般的なキーマカレーと比べても具は目立っていません。価格設定が高めなので多少物足りなく感じました。
「カレーメシ」に説得力あり
ゲーマー向けの「カップヌードル」と「カレーメシ」という斬新すぎる商品でしたが、どちらも汁なしなので機器を汚す心配が少なく、ゲームで中断しても汁なしのように伸びたりせずに味を損ないにくいです。
カフェイン、アルギニン、ナイアシン入りでエナジードリンクのようにゲーマーにバフをかける効果が期待できますが、比較的味のおとなしい「カップヌードル」よりスパイシーで発汗しやすい「カレーメシ」の方がエナジー的な説得力がありました。
いずれにせよカップ麺史に残るであろう斬新な商品なので、どちらかを食べても両方食べてものちのちネタになるのではないでしょうか。