秋に流行する子どもの感染症!今のうちに知っておくべき症状や対処法!
こんにちは!さっこせんせいです。
朝晩だんだんと涼しくなってきましたね!暑さが和らいで嬉しい反面、秋から冬にかけて子どもの感染症が流行していきます…。今のうちにその症状や対策を知って、備えておきましょう!!
▷秋から冬にかけて流行する感染症
①RSウイルス感染症
2歳までにほぼ100%の子どもが感染すると言われている、呼吸器系の感染症です。感染力が高いウイルスで、一気に広がりやすいのが特徴。咳が特徴の病気!
◇症状◇
・ゼイゼイやヒューヒューとした咳が出る
・発熱
・咳がひどい場合は呼吸困難や肺炎になる場合もあるためすぐに受診が必要
◇感染経路・潜伏期間◇
・咳やくしゃみからの飛沫感染
・鼻水やよだれを触ったことによる接触感染
・潜伏期間は2日~8日
◇感染したら?◇
・抗ウイルス薬はないため、症状に合わせた対症療法を行う
・水分補給と栄養をとり安静にすること
こまめな手洗いうがい、マスクの着用で予防を!!
②感染性胃腸炎
ノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎は、感染力が強く大人も子どもも感染してしまいます。嘔吐・下痢が特徴の病気!
◇症状◇
・激しい嘔吐、下痢
・白色の下痢(ロタウイルス)
・発熱
◇感染経路・潜伏期間◇
・飛沫感染や接触感染
・ロタウイルスの潜伏期間は、1日~3日
・ノロウイルスの潜伏期間は、12時間~48時間
◇感染したら?◇
・抗ウイルス薬はないため、症状に応じた対症療法を行う
・脱水を防ぐために水分補給や点滴を行う
・水分補給は吐気が治まってきてから、少しずつ与える。胃に負担をかけないように常温のものを与える
・症状が落ち着くまで1,2日は無理に食べさせない。水分補給はしていく。
一般的なアルコール消毒では効果がないため、専用の酸性アルコール消毒を使用する必要があります。
家庭で作るとなると、500mlのペットボトルに、キャップ2杯分のキッチンハイターを入れ、水を500ml注げば消毒液のできあがりです☆
◇嘔吐物の処理方法◇
・手袋、マスク、できれば使い捨てエプロンを着用
・キッチンペーパーや雑巾、新聞紙を使って、嘔吐物を外側から内側に向かって集める
・ゴミ袋に集めた嘔吐物をすてる
・嘔吐物が残ったところににキッチンペーパーをかぶせて、上から消毒液をかける
・嘔吐があった場所から半径2メートルを消毒する
・部屋の換気を30分以上する
感染力が高いため、嘔吐物や排泄物に素手で触れないよう気を付けることと、手洗いうがいをこまめにすることで感染拡大を予防!
③溶連菌感染症
感染力が強く、大人にもうつる感染症。のどの痛みが特徴の病気!
◇症状◇
・発熱
・のどの痛み、扁桃腺の腫れ
・舌の表面に赤いぶつぶつ(苺舌)
・身体の発疹
◇感染経路・潜伏期間◇
・飛沫感染、接触感染
・潜伏期間は、2~3日
◇感染したら?◇
・抗生物質を用いた治療を行う
・のどへの負担を避けるため、刺激物の食べ物は避ける
・消化によいのどごしの良いものを食べる
・溶連菌はアルコール消毒が有効。触ったものなどは消毒を
抗生剤の治療を受ければ、服用後24時間ほどで人への感染力はなくなるため、早めに受診をして薬を服用するのがベスト!
まとめ
今回は主に3つの病気について紹介しました。運動会シーズンに向けて感染症も流行っていきますから、かからないように予防することはもちろん、今のうちから症状や対処法を知っておくと安心ですよね!
家族みんなが元気に過ごせるように、うがい手洗いをこまめに行っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!