意外と知らないHSPやうつ病の特徴と共通点とは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
うつ病はどんな世代でも発症し得る病気で、気分が落ち込み、憂うつな抑うつ状態が2週間以上続くと疑われます。
うつ病を発症しやすい人は、真面目で責任感が強く、完璧主義などといった特徴があります。
HSPの特徴もこれに当てはまるものが多く、気質が影響してうつ病を発症するケースもあるため、日頃から自身のコンディションに気を付けておく必要があります。
今回は、HSPがうつ病を発症しないためにも、頭の片隅に入れておいたほうが良い事柄について紹介したいと思います。
HSP?それとも病気?
HSP気質は日常生活において刺激を受けやすく、そのことで心身が疲弊すると、病を発症しやすくなります。
HSPの主な特徴としては、例えば次のようなものがあります。
・「音や光」に反応しやすい
・人の感情などの影響を受けやすい
・一人でいる時に心身が回復する
・物事を深く先走って考えてしまいがち
HSP気質を持つ人の多くは、生真面目で完璧主義といった気質を持ち合わせているため、不安や心配などといったネガティブな感情を常時、抱きやすい傾向もあります。
負の感情を抱き続けると強いストレスがのしかかり、さらに対処せずにいると、やがてうつ病を発症することもあります。
自分はHSP気質を持っていて、ストレスの対処ができておらず、心身に何らかの症状が表れている場合は、近くの医療機関を受診し相談されることをオススメします。
うつ病に共通する症状とは?
うつ病を発症した際、共通する主な症状について解説したいと思います。
精神的な症状、身体的な症状と様々な症状が出現することがわかるのではないかと思います。
【精神的な症状】
・恐怖やおびえ
・緊張と苛立ち
・神経過敏
・悲しみや憂うつ
・自己肯定感が低い
・希望が持てない
【身体的な症状】
・発汗、悪寒、ほてり
・身震いやふるえ
・息切れや呼吸困難
・不整脈、動悸
・めまい、ふらつき
・息苦しさ
・吐き気
うつ病を患うと、人生の楽しみや満足感が喪失したり、自分が置かれている状況が非現実的に感じ出したりなどします。
また、希望が持てない苦しみから、人生を終わらせたいと考えることもあるため、強い不安を感じ続けている場合は、すぐに医療機関を受診し治療方針を明確にした方が良いでしょう。
生きやすくなる方法を考えよう!
時にHSPの方は、自己否定や罪悪感を抱くことも多いため、ダメな自分やできない分野を克服することに努力しがちです。
もちろん、努力して課題を克服することは、自身の成長ややりがいにもつながるので、とても大切なことです。
しかし、生きづらさを抱えながら問題を対処していくことは、本当に必要なことなのでしょうか?
特にHSPは責任感が強く努力家が多いため、日常生活で起こるさまざまな事象に対して、真摯に向き合っています。
結果的には人から信頼されたり、仕事をする上で高く評価されたりすることにつながるのだと思うのですが、その過程で神経をすり減らし、病を発症してしまうケースも見受けられます。
では、HSPはどのようにすれば少しでも気楽な気持ちで生きていけるのでしょうか?
いくつかオススメの方法を紹介します!
・「やること」と「やらないこと」を決める
仕事も家事も対人関係も何事も…、全力で取り組んでいませんか?
いつも苛立っていたり、周囲を見渡す余裕がなかったりする場合は、やることの多さに疲弊してしまっているのかもしれません。
まずは、やらないことを増やして、自分の時間を多く保つようにしてみましょう。
・「自分」と「他人」の線引きをする
HSPは自分の感情に疎く、人の感情を敏感に察知してしまう傾向があります。
ネガティブな感情が人から「うつる」ことも多いため、自分の中に他人の感情を取り入れないようにすることが必要です。
・できないことは無理せずに手放す
どれだけ努力しても好きになれないことや、できないことはありますよね?
そんな時は、その分野はできる人に任せて、自分ができることで人に貢献するようにしてみましょう。
・他人の評価ではなく自分の評価を大切にする
「生きづらさ」を抱える人の多くは、人の目を気にし過ぎている傾向があります。
他人がどう評価するのではなく、自分が満足できるような状況に変えていけたら、少しずつ悩みは減っていくのではないでしょうか。
まとめ
今回はうつ病についてお伝えしました。
従来の考え方やとらえ方を少し変えると気持ちがラクになるかもしれません。
しかし、いつまでも苦しさが続く場合は、早めに医療機関の受診を検討してくださいね!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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