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【食べていいの?】東京のホテルで、名作絵画をテーマにしたアフタヌーンティーの出来栄えがスゴイ!

くろにゃんホテルとグルメのライター
アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』

東京都港区、竹芝にあるホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション(以下メズム東京)」の16階にあるバー&ラウンジ「ウィスク」では、2024年9月1日(日)から2025年1月10日(金)までの期間、ポーラ美術館とのコラボレーション第2弾として、セザンヌの名作絵画『砂糖壺、梨とテーブルクロス』をテーマにしたアーティスティックなアフタヌーンティープログラムを開催中です。

ポール・セザンヌについて

アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』
アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』

ポール・セザンヌ(以下セザンヌ)は、19世紀の印象派と20世紀に誕生した絵画表現であるキュビズムの橋渡しとなった画家で、近代絵画の父と呼ばれています。

自然を観察し、自分の感覚や感情表現に注力したセザンヌは、「りんごひとつでパリを驚かせたい」という名言と共に、独自のアカデミックな技法にてりんごの絵を60点以上描き、当時の美術に革新をもたらしたそうです。

アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』

メズム東京 アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』
メズム東京 アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』

今回のアフタヌーンティープログラムは、2002年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館した「ポーラ美術館」とのコラボレーション第2弾。

「ポーラ美術館」が所蔵するセザンヌの1893年から1894年にかけての作品『砂糖壺、梨とテーブルクロス』をテーマに、砂糖壺・梨・りんごなどのアイテムを表現したアーティスティックなデザートと、セザンヌの故郷フランスにちなんだお菓子を味わえます。

スイーツ&セイボリー8品いただいただ後に、メインプレートが登場します。それぞれにペアリングモクテル&ティーがセットされ、スイーツとのマリアージュも楽しめます。最後にコーヒーまたは紅茶つき。

それではアイテムの詳細です。

フランスにちなんだ8種のスイーツ&セイボリーとペアリングモクテル

クラフツマンシップがあふれる横長のプレゼンテーションボックスに盛り付けられた8種のスイーツ&セイボリー。

詳細がレジュメで確認できるのうれしい。左から順に食べるように、甘さ辛さのバランスが計算されているそうです。

フーガス/カトルカール

南仏発祥のオリーブオイルと塩を練り込んだ木の葉型のパン「フーガス」。オリーブとハーブも入っていて美味。

小麦粉・バター・砂糖・卵を同僚ずつ使ったフランスのケーキ「カトルカール」。発祥は17世紀。くちどけが良い♪ドライフルーツ入り。

バシュラン/ミルフィーユ

メレンゲとアイスクリームを合わせた「バシュラン」。大好き。起源は14世紀にまでさかのぼるとか。

ご存じ「ミルフィーユ」は17世紀に誕生し、19世紀に人気を博したそう。

ラタトゥイユ/パリブレスト

南仏の郷土料理「ラタトゥイユ」はオリーブ油で煮込まれたお野菜がとろり。

「パリブレスト」は1891年から開催されている世界最古の自転車レースを記念して作られた車輪型のシュー菓子。

クロックムッシュ/カリソン

パリ・オペラ座近くのカフェで提供したことが始まりのハムとチーズのホットサンド「クロックムッシュ」。上にもチーズ♪

エクサン・プロヴァンスの伝統菓子である「カリソン」は、地中海名産のアーモンドとメロンを使った”幸福を呼ぶお菓子”。小ぶりに作られています。

with ラベンダー香るオレンジスカッシュ

ペアリングモクテルは「ラベンダー香るオレンジスカッシュ」です。自家製のコーディアルシロップを使ったラベンダーの香りをまとったオレンジスカッシュ。プロヴァンスのイメージで作られました。うっとり。

メインプレートは、『砂糖壺、梨とテーブルクロス』をテーマに

メインプレートは、絵画から抜け出てきたようなアートな一皿!

”砂糖壺”はフランスのシャンパーニュ「モエ・エ・シャンドン」のグラニテ。なんとぜいたくな♪

サブレをベースにこの角度を保っているのがすばらしい。

割ってみるとこのように、洋梨のコンポートとムース、チョコレートムースなどがちりばめられていました。「ポワール・ベル・エレーヌ」をアレンジした逸品。

青りんごは生クリームとメレンゲにりんごを合わせた南フランス発祥のデザート「ヌガー・グラッセ」。

割ってみると、キャラメリゼした香ばしいナッツもたっぷり入っていてクセになるおいしさ。

with りんご風味のスパイスチャイティー

メインプレートは、ノンアルコールのサングリアを入れたチャイティーと一緒にいただきます。シナモンスティックでかき混ぜるとシナモン風味が漂います。冷たいデザートに温かいお茶がほっとするおいしさ。

おわりに

そして食後に紅茶を(コーヒーもOK)。エキシビジョンの余韻に浸れるのが良かったな♪

館内の音楽に加え、東京湾を背景にピアノの生演奏もステキでした。

いかがでしたか?絵画やスイーツが好きな方はぜひ行ってみてください。

アフタヌーン・エキシビション チャプター12『砂糖壺、梨とテーブルクロス』
2024年9月1日(日)~2025年1月10日(金)
平日 14:00~/14:30~/15:00~/18:00~
土日・祝日 14:00~/14:30~/15:00~
おひとり様 平日7,000円/土日・祝日8,000円
※消費税・15%のサービス料込
※前日の21:00までの予約が必要
アフタヌーン・エキシビション チャプター12 『砂糖壺、梨とテーブルクロス』公式ページ(外部リンク)

バー&ラウンジ「ウィスク」
東京都港区海岸 1-10-30
メズム東京16階
レストラン予約(直通)03-5777-1112

取材協力:メズム東京

※本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

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ホテルとグルメのライター

東京・関西2拠点生活+旅。ホテルとグルメの情報を毎日掲載しています。ライブドアブログ(22年~、15,000記事~)、インスタグラム(5,700投稿~、フォロワー37,000人~)、食べログ(約16年、約4000件)、Googleローカルガイドレベル10、国内外のホテル・レストランを多数取材しています。

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