うどん県のバイプレイヤー! 香川県のうどん人気を陰で支える立役者などを紹介
日本3大うどんのひとつ「讃岐うどん」発祥の地として知られる香川県は、400年以上前から醤油産業として栄えてきた町でもあります。
というのも、瀬戸内海に面している香川県は塩が豊富で、大豆や小麦の栽培に適した環境でした。
そのため、戦国時代より醤油産業が大きく発展したのです。
香川県内には現在、約70軒もの醤油醸造所があり、全国第3位の醤油生産量を誇っています。
当時の面影が残る東かがわ市には、日本に残る唯一の「むしろ麹製法」を受け継ぐ、1753年創業の醤油屋「かめびし屋」も現存。
醤油などを購入できます。
同市内には醤油商人の家を改装した「讃州井筒屋敷」があり、当時の商人たちが利用した母屋を見学できるほか、オリジナル手袋作り体験、和三盆型抜き体験、地元の伝統産業の体験が可能です。
また、「風の港」とよばれ、戦国時代~江戸時代にかけて讃岐国(現在の香川県)の流通を支えた港町としても栄えた讃州井筒屋敷周辺は、当時の面影を残したレトロなまち並みとなっています。
草木町付近には地域の醤油を全国に広めた引田御三家(日下家・岡田家・佐野家)の屋敷が軒を連ねており、かつての繁盛ぶりを偲ぶこともできますので、ぜひ散策してみてください。
■讃州井筒屋敷
【住所】香川県東かがわ市引田2163