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【年度内六冠ロード】藤井聡太二冠(19)9月27日、王将リーグ初戦で糸谷哲郎八段(32)と対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 第71期ALSOK杯王将戦はリーグ対戦表と日程の一部が発表されました。

 9月27日には大阪・関西将棋会館において▲糸谷哲郎八段(32歳)-△藤井聡太二冠(19歳)戦がおこなわれます。

 両者ともにまだ王将挑戦の経験はありません。もし藤井二冠が挑戦権を獲得すれば、史上最年少記録となります。

 藤井二冠、糸谷八段ともに、今期は二次予選からの勝ち上がりです。

 藤井二冠は3年連続3期目のリーグ参加です。

 糸谷八段は2015年から19年まで5年連続でリーグ在籍。今期で6期目の参加となります。2018年には渡辺明現王将とプレーオフで挑戦権を争いました。

 2年前のリーグ、糸谷八段-藤井七段(当時)戦は藤井勝ちでした。

 昨年の銀河戦決勝でも両者は対戦。藤井二冠が勝って史上最年少で優勝しました。

 両者の過去の対戦成績は藤井二冠の4連勝です。

 9月8日現在、藤井二冠は年度内に六冠を獲得する可能性を残しています。

 9月13日の叡王戦五番勝負第5局の結果次第では、リーグ開始時に藤井二冠の肩書が「三冠」に変わっている可能性があります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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