曲がったテントペグの直し方【メインテナンス】アルミ製のペグなら修理は簡単
テントやタープを購入した時に付属しているペグは軽量なアルミ製が多いですよね。
中でも付属されている事が多いのはアルミ製の丸棒ペグだと思います。
アルミ製のペグは軽くて持ち運びに便利なのですが、ペグを打つ時に誤って曲げてしまう事があります。
曲がってしまったペグは素手では簡単には直せません。
そこで、本記事では曲がってしまったアルミペグの修理方法を紹介します。
叩いて直す
一番オーソドックスな修理方法は石やハンマーで叩いて直す方法。
岩や炊事場のコンクリートなどの固い場所にペグを置いて、曲がった部分を上から叩いて形を整えます。
簡単に直りますが、ペグが傷だらけになるというデメリットがあります。
ハンマーの柄を使う
ハンマーの柄を使うという方法もあります。
この方法はハンマーの木柄を少し改造するので、高級な専用ペグハンマーより安価なハンマーを使用する方が良いです。
下の写真のゴムハンマーは今から15年以上も前に百均で購入したものです。※現在は販売されていません。
今回はこの百均ハンマーを改造します。
ハンマーの木柄の部分に紐を通す穴があいていれば、電動ドリルを使ってペグが通る直径の穴まで開け広げます。
今回は直径φ6.5mmのドリル刃を使いました。
修理するペグの直径より0.5mmほど大きい穴の方が作業が楽になります。
そして、開け広げた穴に曲がったペグを差し込みます。
あと、グラつかないように足でハンマーを踏みつけておきます。
曲がった部分を支点にテコの原理で上からジワジワと体重をかけていきます。
一度に曲げずに何度かに分けて曲げ戻すと良いでしょう。
次にペグの直線部分ではなく、ペグの頭が曲がってしまった時は、百均で購入したスチール製ペグを使って修理します。
まずは百均のスチール製ペグの穴の周囲を鉄ヤスリで滑らかに削ります。
この滑らかになった部分にペグを当てて修理するのです。
こちらもペグの曲がった部分に丈夫なスチール製のペグの穴を引っ掛けて、下の写真の要領で上から押さえつけます。
この場合もテコの原理を利用します。
すると簡単にペグの頭が曲がります。
あとは、支点をずらして徐々に形を整えていけば修理は完了です。
何度も修理すると
簡単に曲げ戻しができるアルミペグですが、必要以上に何度も曲げ戻すと…
最後は折れます。
折れてしまったらミニペグとして再利用しましょう。
最後に
個人的にはアルミ製の丸棒ペグは安くて使い勝手の良いのでおススメです。
もし、アルミペグを曲げてしまった時は試してみてはいかがでしょうか?