先月18日、小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」から徒歩12分の場所にある人気アイスクリーム店と記事にした『Hilo Homemade Ice Cream（ヒロ ホームメイド アイスクリーム）』。

参考記事：「終末期の家族に食べさせたい」週末は人だかりの名店「最後の幸せ」を運ぶ「手作りアイスクリーム」藤沢市

前回は、素材と手作りにこだわった卵不使用のアイスクリームのなかから、藤沢産ブルーベリーを使った「ブルーベリーチーズケーキ」と、南国フルーツの爽やかな味わいが魅力の「リリコイ」をご紹介しました。

実はアイスクリーム以外にも注目したいメニューが隠れている同店。それは…

「自家焙煎コーヒー」。

その時のベストな豆を厳選し、特徴と目的に合わせて焙煎具合を変える徹底ぶり。使われている豆は、レジ近くの注文メニューのところに表示されています。

なかでも夏の時期に提供される「水出しアイスコーヒー（単品450円）」は、すぐ近くの『鵠沼伏見稲荷神社』の湧き水を使用したもの。観光客でなくとも一度は試したいメニューですよね（なんだかパワーが湧いてきそう！）。

猛暑がピークの本日は、“大人の絶品ミルクアイス”こと「プラリネクランチ添え・自家焙煎アフォガート（740円）」（以下「アフォガート」）にフォーカスします。

“お店のみで味わえる”同商品（テイクアウト不可）。

工房でじっくりゆっくりていねいに焙煎した豆を使った「ビターな味わいの温かいエスプレッソ」を、北海道産の高品質な原乳から作られる生クリームをたっぷりと使用した「プレミアムミルクアイスクリーム」にかけていただく大人のスイーツ。

店主の永江さんは「初めて来店したお客さまの多くは、ベーシックなアイスクリームをご注文になります。『アフォガート』は、再訪のお客さまが『こんなメニューもあったんだ！？』と新たに気づき、注文される商品です。その後リピートする方も多いですよ」と笑います。

アイスの上部に散りばめられているプラリネは、ローストして香ばしく仕上げたナッツ類をカラメリゼして細かく砕いたもの。これも一から手作りしています。

「最初にアイスクリームをそのまま少しお召し上がりいただき、そのあとエスプレッソかけて味の変化をお楽しみください」と永江さん。まずはひとくちアイスクリームをいただくと…

「もう、このままで十分です」

そう思わず口から出そうになるほど(笑)、想像を超えた極めて濃厚な舌ざわりと圧倒的なミルク感に心を奪われます。ものすごく美味しい…アイスクリームそのものが美味し過ぎる...。

しかしここで終わってはレポートにならないので、エスプレッソをかけてもう一度いただきます。

ビターなエスプレッソが組み合わさることで、まろやかなコクとキレを持ち合わせた大人のスイーツに大変身。先ほど食べた時は「プレミアムミルクアイスクリーム」を引き立てる“ほろ苦い存在”となっていたプラリネが、エスプレッソをかけた途端“甘い存在”へと変化していることにも驚きます。筆者は、過去に食べた「アフォガート」の中で、おそらく一番美味しいのではなかろうか...？と感じました。

特に夏の時期は、店頭に人だかり＆行列ができる『Hilo Homemade Ice Cream』。「暑いなか並んで待ってでも食べたい」涼菓がここにあります。

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