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【秋田県大仙市】店主自慢の天ぷらをラーメンと一緒に!大仙市西根『福家』のかき揚げラーメンとは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

創業16年!年配の夫婦が営む大仙のローカル食堂『福家』とは?

大曲の中心部を少し離れて国道105号線を南下していくと、一軒の食堂が見えてくる。年配の夫婦が営む天ぷらが自慢の店『福家』だ。

お食事の店・福家(ふくや)
お食事の店・福家(ふくや)

食欲の秋が終わり、季節は雪が舞う冬へ。それでも腹減る私は今日もウマいメシを求めて大曲をドライブ。広い駐車場に和風な外観。国道105号線沿いの福が宿る家。今日はこちらの店でお腹を満たして、幸福のお裾分けをしてもらおうという魂胆だ。

品書き

品書き
品書き

定食

天ぷら定食:980円、福家定食(天ぷら・お刺身):1,350円、ジャンボ花火かき揚げ定食:890円、ロースカツ定食:970円、ロースカツとエビフライ定食:970円など。

丼物

カレーライス(サラダ付き):730円、カツカレーライス(サラダ付き):890円、天丼:850円、野菜天丼:750円、かつ丼:790円、海老のかき揚げ丼:790円など。

めん類

海老天うどん・そば:780円、かき揚げうどん・そば:750円、とろろうどん・そば:730円、天ざるうどん・そば:850円など。

定食、丼物、めん類と豊富なメニューが並ぶ福家。その中でもお店の自慢が天ぷらとくれば、店の冠をつけた豪華版の福家定食か、腹を空かせた花火職人も大満足のジャンボ花火かき揚げ定食の二択で決まりか。

昼飯のチョイスは人生の選択だ。これからPKを蹴るサッカー選手並みの神妙な面持ちで品書きを目で追っていると、あるメニューが私の心のゴールネットに突き刺さった。

かき揚げラーメン:750円

蕎麦やうどんのお供として定番の「かき揚げ」が、みんな大好きラーメンとまさかのコラボ。そう、昼飯のチョイスは人生の挑戦である。私の腹は決まった。私は店のお母さんに未知なるラーメンをオーダーした。

店主自慢のかき揚げがノスラーと強力タッグ!『福家』のかき揚げラーメンとは?

かき揚げラーメン:750円
かき揚げラーメン:750円

かき揚げラーメンが到着。「ザ・食堂のラーメン」という雰囲気のシンプルな醤油ラーメンに、揚げたてサクサクのかき揚げが鎮座。まさにジャパニーズ・ラーメンカップの新しい景色だ。

ノスラーテイストのラーメンとかき揚げが異色のコラボ!
ノスラーテイストのラーメンとかき揚げが異色のコラボ!

ラーメンの具材は、ネギ、メンマ、ワカメのシンプルスタイルだが何気にゆで卵が入っているのが嬉しい。麺は安心安定の中太ちぢれ麺で、醤油ベースのスープとの相性もバッチリだ。そんなノスラーテイストなラーメンを啜りつつ、主役のかき揚げをガブリ。なるほど、これはウマい。しっかりと野菜や海老の旨味が感じられる上品なかき揚げに仕上がっている。

どデカいかき揚げは海老入りだ
どデカいかき揚げは海老入りだ

前半はサクサクの天ぷらを堪能しつつ、後半はスープと調和したトロトロの天ぷらに舌鼓。新しいようでどこか懐かしく、変化球のようで実は王道な要素もある一杯だ。

ご夫婦が二人三脚で営むこちらの店はカウンターのほか、小上りも完備。新作映画の公開で話題の「スラムダンク」とちょっぴりダークな「闇金ウシジマくん」が入り交じる本棚はちょっぴりカオスだが、漫画を読んだり備え付けのテレビを見たりしながらゆっくりできる「町の食堂」という雰囲気が私好みだ。

「ラーメンにかき揚げって珍しいですね」

帰り際、店のお母さんにそう問いかけると、お母さんは視線を料理担当のお父さんに向けた。

「天ぷらが得意なものですから」

大仙市西根で出会った食堂・福家。店主自慢の天ぷらを大好きなラーメンと一緒に堪能した私に宿っていたのは、そう、小さな幸福だ。

【店舗情報】
お食事の店 福家
住所:秋田県大仙市大曲西根杉矢崎263-2
営業時間:11時頃~14時頃、17時頃~20時頃
電話番号:0187-68-2139
定休日:不定休

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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