高校受験に向けて、机まわりを「受験向き」に片づけたところ、圏外→志望校に合格できたはなし
こんにちは、時短家事アドバイザーのあやこです。実は、整理収納アドバイザーでもあります。今週、私の娘は志望した高校に入学しました。
1年前の4月は「合格圏外」だったのに、最後には志望校に合格できました。今日は、その快進撃のきっかけになった「机周りの片づけ」のはなしをします。
完全に圏外で、内申点も足りなかった
小学生のときから勉強が嫌いで、くもんに行かせても逃げ回っている、それが家の子です。高校受験では、英語が得意なので、グローバル系の高校を志望しました。しかし内申点、模試での成績のどちらも英語以外の教科は志望校の合格点には足りませんでした。
私は中学の担任の先生や塾の先生に、どのような勉強すれば合格までいけるかを必死に相談しましたが、子供は先生のいう勉強量をこなすことができませんでした。焦りました。
当時の子供の机はぐちゃぐちゃだった
そういえば、子供の机はぐちゃぐちゃだな・・・放任主義なので基本的には好きにやらせていたのですが、当時の子の机は乱れに乱れており、これでは勉強できないのも仕方ないと思いました。必要な教科書を1冊見つけるのにも苦労しそうです。
そこで私たちは「勉強にすぐに取り書かれるデスク周り」を作ることに決めて、一緒に実行することにしました。
ステップ1:目的を決める
整理収納をする時に、最初にやるといいのが「目的を決める」こと。今回は受験勉強に最適化することです。次のような状態を作ることを目標に決めて、受験に必要ないものは手放したり別の部屋に移動させたりすることにしました。
机の上には教科書やノートをゆったりと広げることができる
必要な教科書やノートをすぐに出し入れできる
受験に必要なものだけを机周りに集結させる
ステップ2:ものを全部だす
ここからは作業です。まずは目的にとって必要なものと不要なものを取捨選択します。そのために、今あるものを全て取り出して、並べました。
ステップ3:受験に必要なものを選ぶ
受験に必要なものだけを机周りに残すため、おもちゃや・不要な文具・プリクラなどの思い出品を取り除いていきます。この過程で思い品を見ては何度もワクワクしてしまうので、作業にはとても時間がかかりました。
ステップ4:空いた場所を掃除する
机の上や、棚を、これから気持ちよく使えるように掃除します。
ものの量が多いので、途中で疲れたりもしました。
ステップ5:出し入れしやすい場所に「受験用品だけ」をしまう
残すものが決まったら、ものをカテゴリごとに、出し入れしやすいように入れていきます。徹底して受験用品だけを入れます。
この時「ものの量を、収納スペースより少なくする」ことがとても重要です。枠からはみ出るほどものがあると、さっと元の場所に戻せないのでリバウンドしてしまうからです。
途中で大変すぎて「うおーん!」と叫びだしたりもしました。
受験に最適化したデスク周りが完成!
「卓上にはものを置いてはいけない」ルールにしました。すぐに教科書を広げることができるようにするためです。これで、いつでも勉強に取りかかれる状態になりました。
志望校に合格できた
子供は最終的には模試での合格確率が98%まであがりました。冬がやってくるころには、「勉強がわからないと思っていたけど、勉強をやっていなかっただけだったんだ」と言い出しました。お友達と受験に向けて励まし合うようにもなりました。
本当に圏外だったの?と思えるほどの躍進でした。あんなにお勉強から逃げていたのに、すごい変化に感動しました。もちろん整理収納だけが合格の要因ではありませんが、整理収納は「受験に取り組むぞ!」というやる気スイッチになったと感じています。
家事の時短に整理収納スキルはとても効くのですが、受験勉強など目的がある時にも効果抜群ということを身を以て体験できたことは私の財産になりました。
こちらの記事で「家事がラクな家をつくる方法」について解説しています。「整理収納がどのように生活をラクにしてくれるのか?」について触れているので、興味がある方はチェックしてみてください。今年が受験という場合には、ガッツリサポートをするための一助になることと思います。