子どもの《なぜなぜ期》に気を付けたいNG対応!知らないと、この時期育つ5つの発達に差が出る!
こんにちは!さっこせんせいです!
2~6歳ぐらいの子どもによくみられる《なぜなぜ期》の「なんで?」「どうして?」攻撃!
始めは可愛いなぁと思っていたけど、何度も繰り返し言われると、こちらもうんざり…(笑)
そんな我が子のなぜなぜ攻撃に、あなたはどのような対応をしていますか?この《なぜなぜ期》、実は子どもの成長にとってとても大切な時期なんです!
せっかくのお子さんの成長のチャンス!《なぜなぜ期》のNG対応に気を付け、OK対応を心がけることで、子どもの発達を最大限引き出していきましょう!
《なぜなぜ期》は別名《質問期》
言葉を覚え始める2歳以降によく見られる《なぜなぜ期》は、別名《質問期》とも言われます。なんでもかんでも質問してくるこの時期、子どもの頭の中は色々な物事に対する興味や関心でいっぱい!!!
「どうしてここから水が出てくるの?」
「あの人はどこに行くの?」
「なんで鳥さんは飛べるの?」
と、目に入る物事にすぐ反応して質問をしてきます。何度も質問されると、こちらもうんざりしてきたり「いい加減にして」と言いたくなってしまうこともありますよね…。
しかし《なぜなぜ期》への親の対応や反応が、その子の成長に深くかかわってくるのです。
▷《なぜなぜ期》のNG対応
①質問に答えるのを後回しにする
忙しかったり、面倒くさいと思うとつい「あとでね」と後回しにしてしまいがちですが、これはせっかくの子どもの成長を妨げてしまう対応です。
子どもたちは今まさに気になったことを質問してきます。子どもの記憶力は短いため、時間が経つとその興味は簡単に失われてしまいます。
②すぐに正解を教える
《なぜなぜ期》は子どもの想像力を高められる大切な時期です!疑問に思ったことにすぐ親が答えてしまったり、考えなくてもすぐに理由がわかってしまっては、せっかくの子どもの【考える力】が育ちません。
疑問に思ったことをまずは認めてあげ、子ども自身でも考えられるようにすぐに答えを教えるのは控えましょう!
③適当に答える
適当に答えるのは、間違った知識を教えてしまうだけでなく、ママパパがその質問(我が子自身)に興味を持っていないことが伝わってしまいます。
子どもは「なぜ?」を通して、ママパパとコミュニケーションをしているんです。一緒に1つのことについて考えたり、それについて話をすることが楽しいのです!
それを適当な返事で終わらされてしまったり、適当な態度で返事をされてしまうと、物事への興味がだんだんと薄れていきます。
▷《なぜなぜ期》のOK対応
質問されたからと言って、全てに丁寧に応えてあげる必要はありません。NG対応でも少しお伝えしましたが、親が質問に答えてしまうのは、子どもの「考える力」の成長を妨げてしまいます。子どもの【考える力(想像力)】を最大限伸ばしてあげられる対応方法は
「どうしてだと思う?」
と、質問で返し、子ども自身に考えさせることです。
質問で返すことで、子どもはさらに深く考えを巡らせるようになります。それはゆくゆく、なにか問題にぶつかった時の【自分で考える力】にも繋がっていきます。
すぐに答えられない時に、「あとでね」と後回しにしてしまうと、子どもの興味はすぐに失われてしまいますが、「〇〇はどうしてだと思う?」「ママもわからないなぁ、なんでかな」とひと言声をかけるだけで、子どもの興味は継続されます。
また、、プラスαで
「一緒に調べてみよう」
と付け加えることで、さらに子どもの【探求心】を育てることができます。図鑑を開いたり、知識のある人に聞いてみたり、自分で調べて疑問が解決出来たら、それは知識となり自信にも繋がります!
ママパパが忙しい時には、「調べてわかったら、教えてね!」と伝えるのもいいですね!ママパパも興味を持ってくれていることが伝わり、それに加え「教えてほしい」なんて言われたら、子どもは張り切って調べ始めます!
そこでこの《なぜなぜ期》には、ご家庭に図鑑を用意しておくことをオススメします。疑問に思ったことをすぐに調べられるというだけでなく、図鑑は子どもの脳の発達にとても役に立つものなんです。
文字や文章を読むことで、側頭葉や前頭葉の部分が活性化します。そして図鑑の写真やイラストを見る事で図形や空間の認識を担う言語野以外の領域の部分まで活性化させられることがわかっています。
まとめ
《なぜなぜ期》は、子どもの【想像力】【自ら考える力】を育てる大切な時期です。
子どもの持った興味・関心にはなるべく親である私たちも興味を示してあげ、「どうしてだろうね」「調べてみよう」と、【探求心】を育む対応や声かけを心がけたいですね。
そして図鑑を用意してあげることで、子どもの【好奇心】や【側頭葉・前頭葉の活性化】【図形や空間認識能力の活性化】も促すことができたらなお良いですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!