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【押しつぶされそう...】子育てママが孤独で不安を感じる理由と対処法を保育士が答えます

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。

今回は、子どもを育てる人は一度は経験したことのある「孤独」についてです。

子育てにおいて孤独を感じるママさんは意外にも多いです。どんな人にも孤独を感じるリスクというものが存在します。

“なぜ、子育て中は孤独を感じてしまうのか?〟

その理由と対処法についてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

子育て中ママが孤独を感じる原因とは?

・子どもとずっと2人っきりの環境
・SNSのキラキラママばかりを見てしまう
・共感しあえる相手がいない
・今までできていたことができない
・ホルモンの影響

子どもとずっと2人っきりの環境

赤ちゃんや小さな子どもは想像がつかない行動ばかりをします。こちらのイメージとは予想外の展開をしてくれます。ちょっとやり方を変えてみるけど、泣き止まない...。

そして、その泣き声がママの心をさらに蝕んでいきます。

また、睡眠不足という渦中にいるので、ママたちは頭が回らないという中で、ますますどうしたらいいか分からない不安感を強めていってしまいます。

SNSのキラキラママばかりを見てしまう

今は情報社会で、SNSなどからたくさんの情報を手軽に得ることができます。

その中で“同じ年齢の子どもを育てるママさん〟に目が行きがちです。自分の年齢と近いママさんがいれば、ついフォローしてしまいますよね。

そういうママさんの投稿って、めちゃくちゃキラキラしてみえませんか?

  • 手作りの離乳食
  • 片付いたオシャレなお部屋
  • オシャレな服
  • ツヤツヤな髪とメイク

家族でオシャレなカフェで満面の笑みで写っている写真を見て、自分と比べてしまう...ということって多々あると思います。

覚えておいてほしいのですが、そういうママもみんなそれぞれ悩んでいて、死ぬほど辛い時期があります。SNSは基本キラキラしたところしか載せません。こちらはその部分しか見えないからキラキラして見えているだけです。

でも実は、子育てで悩んでいない人はいないんです。だから皆さんもそれくらいすごい大変で尊いことをしてるってことなんです。

共感しあえる相手がいない

小さな子どもの子育てにおいて、ママから喉から手が出るほどほしいのは睡眠時間と〝共感〟です。

正論のアドバイスなんていりません。

ただただ、話を聞いてくれて

「大変だったね」
「1人で頑張ってくれてたんだね」
「完璧じゃなくていいよ」
「いつかできるようになるから大丈夫だよ」
「何かあってもなくてもいつでも声をかけてね」

こうやって共感してほしいんです。優しい声をかけてほしいんです。

今までできていたことができない

出産と共に交友関係も環境も変化していきます。

今まで気軽に話せた友人と疎遠になってしまったり、趣味やお仕事などもできなくなることがあるでしょう。

友人との何気ない会話なども含めて“今までは当たり前にできていたことができない〟こういった小さなストレスの積み重ねが大きなストレスへと変化していくのです。

ホルモンの影響

独身の頃やお子さんが産まれる前は、もしかしたらあまり悩まないタイプだったのかもしれませんし、どんな環境でもどこでも寝れるタイプだったのかもしれません。

でも産後から〝悩みが止まらない〟〝全然寝れない〟〝簡単にやれることが出来なくなった〟などの今までの自分ではない自分に不安が押し寄せてくることがあると思います。

PMSでイライラしやすくなったり、泣けてきたり、体調が悪くなったりしますよね。このPMSには女性ホルモンが大きく影響しています。この女性ホルモンは、あなたを別人にさせます。

でも大丈夫。それは、子育て順応できる体質になっただけです。子どもの変化に敏感にならないと子どもを育てられません。

いつでもどんな状況でも大切な子どもを守れるように、女性ホルモンがあなたを子どもを育てられるママにしてくれているのです。

孤独を感じるママの不安を和らげる対処法

こんなとき、どうしたらママの不安を和らげることができるでしょうか?

対処法を4つお伝えします。

1、うまくいかないのが当たり前だと考える
2、〜してもいいと許可を出してみる
3、人に会う
4、子どもを預けてみる

1、うまくいかないのが当たり前だと考える

これまで何度もお伝えしていますが、大事なので何度もお伝えします。

子どもを育てるってうまくいかないことだらけです。うまくいかせようと思えば思うほど苦しくなります。そんな時は“うまくいかないのは当たり前だ〟と考えてみてほしいです。

2、〜してもいいと許可を出してみる

そして、許可を出すこともオススメです。

「許可を出す」というのは、ぎゅっと固まった心と身体をゆるめる効果があります。

・ご飯を食べなくてもいい
・寝なくてもいい
・泣いてもいい
・わがままを言ってもいい

お子さんだけでなく、ご自分に対しても言ってみてください。「もう1人で頑張らなくてもいい」少し心がほぐれてきませんか?

3、人に会う

人に会うのは、かなり効果的です。家族や友人だけでなく、地域の子育てサロンや子育て支援センターに行くといいですね。

遊び場が変わるだけで子どもも楽しめますし、ママもリフレッシュできます。

周りがママの変化に気づいてくれるという事もあります。自分の変化は意外と自分では気づかないもの。“あれ?何だか表情がいつもと違うかも〟“顔色悪いけど大丈夫かなぁ?〟など周りの人の方がよく見てくれていたりします。

4、子どもを預けてみる

パパやご家族、知人友人、託児所を使って、子どもを預けてみてください。

周りの目を気にしたり、小さい子どもを預ける不安もあるかもしれませんが、1人の時間を作るってすごく大切です。

預けることが難しいなら、ドライブスルーでお気に入りのドリンクや食べ物を頼んでみるだけでもおすすめです。

子育てって心も体も元気がないと辛いです。まずはママ自身が元気でいなきゃいけません。そのために、子どもを預けたり好きな時間をとって、元気を取り戻しましょう。

まとめ

今回は「子育ての不安と孤独を感じる原因と対処法」についてお伝えしました。

全部やる必要はありません。できることを少しずつ取り入れるだけでも効果があります。

不安を感じるのは当たり前。なぜなら、我が子とはいえ、自分とは違う別の人間だから。

「自分の常識と、子どもの常識は違う」

そう思うだけでも心が軽くなれるのかもしれません。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように...という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。

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