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キャッチフレーズ〈一度食べれば二度三度〉が印象的な博多区大博通り近くにある創業63年の老舗ラーメン店

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

キャッチーなフレーズ〈一度食べれば二度三度〉が印象的な老舗ラーメン店。福岡市博多区上呉服町にあり、昭和36年創業というので今年63年目を迎える。言い得て妙な店名は「大博通り」に因んでなのか、その路地裏にひっそりと佇む。それが今回ご紹介する〈大博軒〉だ。

この日は「らぁめん39番地」や「貴龍軒」がなぜか臨時休業の日だっためランチ難民になりかけていた。某グルメ系のアプリに頼って「呉服町エリア」で検索をかけてみると、こちらの〈大博軒〉が出てきたので、その足で博多駅方面へと方向転換し、老舗うどん店「みやけうどん」のすぐそばにあるお店へ急遽訪問した。

店内は昔ながらの町中華というか、大衆食堂といった風情と雰囲気で、カウンター席とテーブル席があり、お一人様でもグループでも利用しやすい。

先客はカウンター席にお三方。メニューの中から「きくらげラーメン」を選択し、カウンター席ほぼ中央に着席。待つことしばし、配膳された「きくらげラーメン」は、見た目からイニシエ系を思わせるシンプルな一杯。豚骨の白濁とした感じではなく、どうちらかと言えば醤油系のカエシがしっかり立つ、軽やかな醤油豚骨ラーメンといった風情の一杯。

麺は、少しちぢれの入った黄色がかった細いタイプ。福岡の豚骨ラーメンを扱うお店としては、めずらしいタイプの麺だと思うし、ベーシックな博多の豚骨ラーメンとは一線を画す、素朴な味わい。当然のごとく(少量ではあるけど)胡麻はデフォルトで入っている時点で、そこはかとないイニシエ感が漂ってくる。

麺の硬さは「バリカタ・ハリガネ・粉落とし」といったものは提供されていないという注意書きがあり(ハリガネや粉落としは論外としても)バリカタは割と一般的にも注文時に発する方の多いフレーズなのでご注意を。

メニューの内容は以下の通り

メニューは、ベーシックな「ラーメン(550円)」からスタート。「きくらげラーメン(650円)」「チャーシュー麺(750円)」「ラーメン替え玉(100円)」と続き「皿うどん(650円)」「チャンポン(650円)」「焼きそば(650円)」と麺類も続く。ごはん物は「ご飯・小(150円)」「ご飯・大(200円)」「中華丼(650円)」「焼きめし(600円)」「エビ焼きめし(700円)」「高菜焼きめし(600円)」と焼きめしが3種類ある。「チキンライス(650円)」それぞれの「大盛りが(+150円)」というラインナップになる。

また、まだ食べたことはないけど「ラーメン屋さんのカレーライス(600円)」が1日限定10食であるみたい。

最寄りの駅は福岡市営地下鉄の「呉服町駅」ですが、博多駅からでも歩いて行くことも可能な距離なので、レトロな街並みもある御供所町・呉服町エリアや「大博通り」を散策がてら、訪れてみてはいかがでしょうか。

大博軒
住所  :福岡県福岡市博多区上呉服町10-25[地図
営業時間:11時30分〜15時00分 17時00分〜24時00分 ※要確認
店休日 :日曜日
駐車場 :専用駐車場なし、近隣に有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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