大谷翔平が開幕戦で対戦する投手は、バーランダーではなく…前年とはひと味違う、この左腕!?
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今シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、「1番・投手」として開幕を迎える予定だ。一方、対するヒューストン・アストロズは、ジャスティン・バーランダーではなく、フランバー・バルデスが先発マウンドに上がる可能性が高い。
ヒューストン・クロニクルのチャンドラー・ロームによると、ダスティ・ベイカー監督は、バーランダーの開幕投手について、おそらくない、と語ったという。ロームは、ベイカーの選択肢はバーランダーかバルデスだったので、開幕戦はバルデスが投げることになるだろう、とも報じている。
バーランダーは、2020年の秋にトミー・ジョン手術を受け、昨シーズンの全休を経て、復帰をめざしている。今春は3試合に登板し、計8.2イニングで10三振を奪い、与四球は3、防御率は0.00だ。ここまでは順調に思えるが、慎重を期すつもりらしい。3月18日が2イニング、23日が2.2イニング、29日は4イニングなので、開幕前にあと1度、もう少し長いイニングを投げるということだろうか。その場合、登板間隔からして、今シーズンの初登板は4月7日の開幕戦ではなくなる。
大谷は、2018~19年にバーランダーと対戦している。通算打率は.235(17打数4安打)ながら、安打はすべて長打、ホームランと二塁打が2本ずつだ。一方、バルデスとは過去4シーズンとも対戦し、通算打率.133(15打数2安打)と抑えられている。ただ、2本目の安打はホームランだ。昨年9月10日に記録している。
バルデスは、大谷と同じく、今シーズンがメジャーリーグ5年目となる。昨シーズンのイニングと防御率は大谷とよく似ていて、134.2イニングを投げ、防御率3.14を記録した。大谷は、130.1イニングで防御率3.18だった。
投手としてのタイプは違い、バルデスはシンカーを主体とするグラウンドボーラーだ(4シームも投げる)。これまでは、そこにスピンの効いたカーブを交え、右打者にはチェンジアップも用いていたが、今シーズンは、さらにリパートリーを増やすつもりでいる。今春の登板で、バルデスはカッターを投げている。