こづかいは男性2万5043円・女性2万1430円…パート・アルバイトのこづかいや昼食代事情
パートタイムやアルバイトとして働く人たちの賃金動向は多方面で調査されているが、こづかいや昼食代の実情はあまり知られていない。その内情をSBI新生銀行の定点観測的調査報告書「会社員のお小遣い調査」(※)の最新版から確認する。
最初に示すのは、一か月あたりの平均こづかい額。男性は2万5043円、女性は2万1430円との結果となった。
男性は30代が、女性は20代がもっとも高く、年齢階層別の傾向のようなものは見られない。また20代以外では女性の額が男性を上回ることはない。女性と比べて男性は単身者が多いからと思われるが、それを裏付ける資料はない。女性は子供の養育費をまかなうためにパートを行う事例が多く、自分のこづかいに充てる額面も削らざるを得ないと考えれば道理は通る。
勤務日における持参弁当以外での昼食代は500~600円台。
男性30代と40代、女性50代が500円を割り込んでおり、厳しい実情が見て取れる。また2024年の会社員における平均昼食代は男性で709円、女性で694円であるのを見ると、やはり会社員と比べて、より低く抑えざるを得ないお財布事情がうかがえよう。
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※会社員のお小遣い調査
直近年分となる2024年分は2024年4月12日から15日にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2718人。男女会社員(正社員・契約社員・派遣社員)に加え、男女パート・アルバイト就業者も含む。公開資料で多くを占める会社員は男性1252人・女性842人。年齢階層別構成比は20代から50代まで10歳区切りでほぼ均等割り当て(実社員数を基にしたウェイトバックはかけられていないので、全体値では社会の実情と比べて偏りを示している場合がある)。未婚・既婚比は男性が45.3対54.7、女性は56.7対43.3。
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(注)「(大)震災」は特記や詳細表記のない限り、東日本大震災を意味します。
(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。