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甲状腺を守る"3つ"の生活習慣!!-健康維持のための甲状腺ガイド-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「甲状腺を守る"3つ"の生活習慣」というテーマで解説していきます。

今回の目次

  1. 甲状腺はどんな臓器?
  2. 甲状腺が悪くなるとどうなる?
  3. 甲状腺を守る生活習慣!
  4. 最後に

【1】甲状腺はどんな臓器?

甲状腺はのどぼとけの下辺りにある臓器で、蝶のような形をしています。

代謝を活発化させる「甲状腺ホルモン」を分泌しています。

甲状腺ホルモンは、下のような作用があります。

  • 熱の産生を促進
  • 心臓の運動を活発化
  • 脳の発育を促進
  • 糖の吸収を促進(血糖↑↑)
  • 血中のコレステロール値を低下させるなど

【2】甲状腺が悪くなるとどうなる?

甲状腺の機能が低下すると、全身の代謝が悪くなります

具体的には下のような不調が現れやすくなります。

  • むくみ
  • 体重増加
  • 血中コレステロール値の上昇
  • 疲れやすい
  • 思考力の低下
  • 発汗の低下
  • 皮膚の乾燥
  • 便秘
  • 徐脈(脈がゆっくりになる)など

このように甲状腺の機能が低下することで現れる不調を「甲状腺機能低下症」といいます。

【3】甲状腺を守る"3つ"の生活習慣!

ここでは、甲状腺に負担をかけないためにおすすめの生活習慣を3つ紹介します。

※実際に甲状腺の機能を回復させるものではなく、あくまでも"負担をかけない"という内容です。

①禁煙生活を心がける

タバコに含まれる化学物質(チオシアネート)が甲状腺に悪影響を与えるといわれています。

また、チオシアネートはタバコの煙に含まれているため「受動喫煙」にも気をつけることが大切です。

ただし"急な禁煙"は大きなストレスとなり、それもまた精神的な不調につながることがあります。
そのため、禁煙外来を利用するのも1つの手でしょう。

②ストレスをうまく解消する

なかには、免疫の異常により甲状腺が攻撃されてしまうことがあります。

そのなかで「ストレス」というのは免疫機能に大きな影響を与えます。

だからこそ、ご自分なりのストレス解消を心がけることが大切です。

③ヨウ素を多く含む食品を摂り過ぎない

ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料となる栄養素です。

不足し過ぎも、摂り過ぎも良くないですが、甲状腺の機能が低下している場合は、摂り過ぎないようにすると良いといわれています。

◎ヨウ素を多く含む食品

  • 昆布(ヨウ素を圧倒的に多く含む)
  • わかめ
  • あまのり
  • ひじき
  • とろろ昆布など

※その他

上記の3つの以外には、生活リズムを整えることも大切です。

生活リズムの乱れは「免疫機能の異常」にも繋がってしまいます。

なかには大豆食品の摂り過ぎは、甲状腺ホルモンの分泌に悪影響を与えるとされていますが、「毎日のように大量に」摂らなければ問題ないといわれています。

【4】最後に

ストレス解消方法は人それぞれ自由ですが、個人的には「腹式呼吸」がおすすめです。

難易度も低く、ゆっくりと腹式呼吸をすることで「リラックス効果」があり、弱くなりがちなお腹のインナーマッスルも刺激されます

ご自分のできることから、コツコツとトライしていきましょう!

最後までご覧頂きありがとうございました。

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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