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順位戦通算31勝1敗の藤井聡太棋聖(18)元A級・鈴木大介九段(46)とB級2組2連勝同士で対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 7月29日。東京・将棋会館において第79期順位戦B級2組3回戦▲藤井聡太棋聖(18歳)-△鈴木大介九段(46歳)戦がおこなわれます。

 藤井棋聖はここまで佐々木勇気七段、橋本崇載八段に勝って2連勝です。

 順位戦通算では31勝1敗と、おそるべき成績となっています。

 鈴木九段はかつてA級に通算4期在籍していました。藤井猛九段、久保利明九段と並び称される「振り飛車御三家」として、特に振り飛車党のファンからは高い人気を誇ります。

 今期B級2組では、鈴木九段は畠山成幸八段、畠山鎮八段に勝っています。

 本局、藤井棋聖と鈴木九段は2連勝同士での対戦となります。B級1組昇級を争う上で、重要な一番となりそうです。

 また両者にとっては、これが初手合となります。まずは振り飛車党の鈴木九段がどの筋に飛車を振り、それに対して藤井棋聖がどう対応するのかが、序盤の見どころとなりそうです。

 藤井棋聖は直近では、竜王戦本戦で丸山忠久九段に敗れています。

 6月に対局が再開されてから多忙をきわめている藤井棋聖。本局は7月最後の対局となります。

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 B級2組3回戦は8月5日に一斉対局がおこなわれます。王位戦七番勝負で挑戦中の藤井棋聖は8月4日・5日に第3局を指すため、本局は日程が前倒しされました。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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