管理栄養士が教える!もう苦しまない!子どものうんちがスルッとスッキリ出る食事法3選
管理栄養士のしょこです。
うんちが出る時に「苦しそう」「なかなか出ない」というお子さんはいませんか?
乳幼児期は、腸の動きがまだ発達途中で、腸の蠕動運動(便を送り出す動き)が不十分なことが原因の1つです。また、食事内容や水分不足なども影響します。
この状態を放置してしまうと、切れ痔や腸内環境の悪化といったリスクに繋がる可能性もあります。
今回は、うんちがスルッと出るようになる食事法を3つご紹介します!離乳食期のお子さんから実践しやすい方法なので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 水分摂取の目安量を知ろう
便秘予防には水分補給が欠かせません。年齢ごとの目安量を参考に、季節や体調に合わせて調整しましょう。
水分摂取量の目安
ポイント
- 新生児(0〜6か月): 母乳やミルクのみで十分。特別な状況がない限り、他の飲み物は不要です。
- 離乳期(6か月〜1歳): 母乳・ミルクに加え、離乳食からの水分も含めての量。暑い時期や活発な動きが増えたら、こまめに水を与えましょう。
- 1〜3歳(幼児期前半): 飲み物(水、お茶、牛乳など)と食事(スープや果物)から補給します。
- 3歳以上: 砂糖を含まない水やお茶を中心にするのがおすすめです。
2. うんちを柔らかくする食材を取り入れよう
便を柔らかくするには、水溶性食物繊維を含む食材がおすすめです。
水溶性食物繊維は腸内で水分を吸収し、便を柔らかくするだけでなく、腸内の老廃物や毒素を吸着して排出を促します。また、善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整えることで排便をスムーズにします。
ポイント
- 急に多く摂るとお腹が張る原因に。少しずつ増やしましょう。
- 不溶性食物繊維も一緒に摂ると、腸の働きがさらに良くなります。偏り過ぎないように注意
3. スルッと出す食材を活用しよう
離乳食期でも油は適度に使いましょう!油分が腸を刺激し、スムーズな排便をサポートします。
おすすめ:MCTオイルとは?
さらに水溶性食物繊維の一種であるペクチンも含まれており、便を柔らかくする効果が期待できます。
MCTオイルの使い方と注意点
- 加熱には不向き(140度以上で酸化するため)。
- 遮光瓶入りを選び、冷蔵保存しましょう。
- 無味無臭なので、加熱後の料理に1ccから少量ずつ加えます。
- まずは1日1回、少量から始めて、お子さんの様子を見ながら量を調整してください。
最後に
今回ご紹介した方法は、離乳食期からでも取り入れやすい内容です。お子さんのうんちの状態や排便のタイミングを観察しながら試してみてくださいね!
他にも便秘対策の記事を掲載していますので、ぜひ参考にしてください!