カブスがポストシーズンに進出するには「残り２試合で２勝」の他に、何が必要なのか
ポストシーズンに進むナ・リーグの６チーム中４チームは、すでに確定している。東地区はアトランタ・ブレーブス、中地区はミルウォーキー・ブルワーズ、西地区はロサンゼルス・ドジャースがそれぞれ制した。東地区でブレーブスに次ぐフィラデルフィア・フィリーズは、ワイルドカードの１番手を確保している。
この他に、ポストシーズン進出の可能性を残しているのは、84勝のアリゾナ・ダイヤモンドバックス、83勝のマイアミ・マーリンズ、82勝のシンシナティ・レッズとシカゴ・カブスだ。４チーム中３チームは、ワイルドカードの２番手と３番手のどちらもあり得るが、カブスは３番手のみ。２番手にはなれない。
ダイヤモンドバックス、レッズ、カブスは、いずれもあと２試合でレギュラーシーズンを終える。マーリンズは、３試合を残している。正確には、２試合と途中で中断している１試合だ。９月28日の試合は、９回表の途中で中断。マーリンズは、この回に２点を挙げて逆転し、現時点では１点リードしている。スコアは２対１、相手はニューヨーク・メッツだ。
カブスがワイルドカードの３番手となるのは、カブスの２勝０敗（84勝）、レッズの１勝１敗か０勝２敗（83勝か82勝）、マーリンズの０勝３敗（83勝）、この３つが揃った時だけだ。
３チームのいずれにも負け越しているカブスは、あとの３チーム中１チームと84勝で並んだ場合、下位に位置する。また、カブスを含む３チームあるいは４チームすべてが並んでも、カブスはポストシーズンにはたどり着けない。
残る試合の相手は、カブスがブルワーズ、ダイヤモンドバックスがヒューストン・アストロズ、マーリンズがピッツバーグ・パイレーツ（とメッツ）、レッズはセントルイス・カーディナルスだ。９月29日の同カードは、カブスとダイヤモンドバックスが敗れ、マーリンズとレッズは勝利を収めた。
ア・リーグのポストシーズン進出チームについては、こちらで書いた。
