猫が『特定の場所』に執着する3つの理由!玄関、窓際、ソファの上…あなたの愛猫はどの場所がお気に入り?
新しいベッドや毛布を用意しても、いつものボロボロのクッションを使うのは、猫「あるある」ともいえますね。
では猫はなぜそんなにも特定の場所に執着するのでしょうか?それには猫なりの理由があるようです。
1.猫が『特定の場所』に執着する3つの理由
1‐1.安心感があるから
猫が特定の場所に執着する一般的な理由は、そこに安心を感じているからです。
猫は本能的に警戒心が強く、外敵から身を守るために安全な場所を求めます。そのため家の中で自分が安心できる場所を見つけると、自然とそこに執着してしまうのです。
たとえばソファの下やクローゼットの隅、ベッドの下などがその例です。
これらの場所は猫にとって、外部からの脅威を避けるための隠れ家となり、安心できる場所となります。
2‐2.環境的にも快適だから
人と同じように、猫だって「快適な場所」が大好きです。
そのためある特定の場所が他の場所よりも快適と感じた場合、猫はその場所に執着するようになります。
たとえば窓辺の暖かい日光が差し込む場所や、柔らかいクッションの上などがよく好まれる場所でしょう。
これらの場所は猫にとって、心地よい温度だったり質感だったり、リラックスできる環境です。
猫はそういった場所に、自然と引き寄とせられてしまうのでしょう。
2‐3. 自分のニオイがするから
猫はニオイによっても特定の場所に執着します。というのも猫は縄張り意識が強い動物で、非常にニオイに敏感です。
猫はそんな自分の「ニオイ」を通じて自分のテリトリーを確保し、他の猫に自分の存在を知らせます。
つまり特定の場所に自分の匂いがしっかりついていると、そこはその猫にとって「自分の場所」となるのです。
とくに多頭飼育をしていると、それぞれが別の場所で休み、互いの「お気に入りの場所」では休まないという猫もいます。(もちろんいつも一緒の猫もいますが…)
その場所がその猫のテリトリーである場合、テリトリーに侵入しない・侵入させないという心理が働いているのかもしれません。
(私の愛猫たちは、毎日決まって同じ場所でまったり…。一匹が同居猫のお気に入りの場所に侵入して、怒られてたこともあります!)
2.猫が執着しやすい場所とはどのようなところ?
猫が執着しやすい場所には、次のようないくつかの共通した特徴があります。
2‐1. 狭くて隠れられる場所
猫は本能的に身を守るために、狭くて暗い場所に隠れる習性があります。
特に狭いスペースや物陰といった見えない場所は、猫にとっては安心できる場所。たとえばソファの下やクローゼットの隅、キャットタワーにある箱の中などがあります。
こういった場所は猫にとって隠れ家として機能し、外部の脅威から身を守る場所としても、猫に執着されがちです。
2‐2. 高い場所
猫は高い場所に登ることで周囲を見渡し、安全を確保しようとします。
キャットタワーや棚の上、冷蔵庫の上といった高い場所は、周囲の状況を把握できるため安心できる場所として執着する猫も。
また、高い場所は猫にとっては「優位性」を感じさせる場所でもあって、好む猫が多いとされます。
2‐3. 暖かい場所
猫は基本に暖かい場所を好みます。
猫が日当たりの良い窓辺や暖房の近く、電気毛布の上などでまったりするのが多いのも、そのためです。
とくに寒い季節にはより一層暖かい場所に執着します。
2‐4. 柔らかい場所
柔らかくて心地よい場所も猫が執着しやすい場所の一つです。フカフカのクッションやベッド、布団の上などは猫が良く好みます。
柔らかい素材は猫の体を包み込んだり、長く使うと体のかたちにフィットしたりするので安心感があるのでしょう。
2‐5. 飼い主の近く
甘えん坊の猫や飼い主に依存している猫は、飼い主がよくいる場所や飼い主のそばに執着することがあります。
たとえば、飼い主の座っている椅子やデスクの周り、飼い主が寝ているベッドなど。
飼い主の近くにいる、もしくは飼い主のニオイがすることで、猫は安心感や愛情を感じているのかもしれません。
3.まとめ
猫が特定の場所に執着する理由には、今回紹介したようないくつかの理由があります。
あなたの愛猫は、どの場所に特に夢中ですか?玄関で物陰から様子を伺ったり、窓際で外の世界を見つめたり、それともソファであなたにくっついて眠ったり。
猫の行動には、それぞれの個性や心の奥底が表れています。この記事でご紹介した情報を参考に、ぜひ愛猫の「気持ち」をもっと探ってみてくださいね!