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ネットワーク品質は「キャリアの周波数戦略と地道な改善」 石川温のスマホ業界新聞Vol.584

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2024/10/19(vol.584)

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《目次》

1.KDDIがOpensignalで18部門中13部門で1位を獲得

—-海外ベンダーだけでない「キャリアの周波数戦略と地道な改善」

2. アドビがクリエイターイベント「Adobe MAX」を開催

—-生成AIは仕事奪うのではなく「仕事を増やす存在」

3.UQモバイルとpovoが新料金プランとトッピングを発表

----「1年間トッピング」はユーザーのためなのか

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.KDDIがOpensignalで18部門中13部門で1位を獲得

—-海外ベンダーだけでない「キャリアの周波数戦略と地道な改善」

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2024年10月17日、KDDIは「つながる体感No.1説明会」を開催した。

先日、Opensignal社が発表した通信体感分析において、18部門中13部門で1位を獲得したのを受けての説明会だ。KDDIではSub6の拡大や通信速度、遅延などの改善により、通信品質の体感が向上したということだ。

タイミング的に、一部報道でNTTドコモが国内ベンダーから海外ベンダーに切り替えるという話が出ていたため、質疑応答でもKDDIの調達ベンダーに関する質問が飛んだ。また、筆者は説明会の前にCnetからNTTドコモの件で原稿依頼を受けていて「海外ベンダーが持つ知見や技術を考えると国内ベンダーから切り替えるのはやむなし」という内容を書いたのだった。

ただ、当然のことながら、単にベンダーを切り替えたからといって、すぐにネットワーク品質が向上する、というものでもない。やはり、そうしたベンダーを調達しつつ、いかに「キャリアで戦略を立て、日々、改善を続けていくか」が重要なのは間違いない。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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