1/14(日)道祖神の祭り「大磯の左義長」。9基のサイトが夜空を焦がす/大磯町
明日1月14日は大磯の左義長。400年ほど前から小正月に行われてきた道祖神(セエノカミサン)の火祭りです。
高さ7,8mの「オンベ竹」の周りに、正月の松飾りなどを円錐形に積み上げてサイトを作り、その年の恵方から火をつけて燃やします。「その火で焼いた団子を食べると風邪を引かない」「燃やした書初めが高く舞い上がると上達する」などの言い伝えがあるそうです。
夏には海水浴場となる北浜海岸の砂浜で、9基のサイトが燃え上がる様子はまさに壮観。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
昨年は点火後の少しの時間しか見られませんでしたが、印象に残る光景でした。
港の入口に提灯が並びます。奥では既に煙がもくもくと上がっています。
この時点ではまだ中心の「オンベ竹」が立っていました。
竹に半円形に吊るされているのはお団子。子どもたちにはマシュマロが人気だとか。
オンベ竹が倒され、お団子を焼いています。
側に寄ると火の粉が飛んできてかなり熱いです。中央に写っているのは「ヤンナゴッコ」と呼ばれる綱引き。左義長にまつわる様々な行事の一つです。
前日の今日1月13日は「七所参り」の最終日。11日から飾られていた「オンベ竹」や七ヵ所の「お仮屋」も片づけられます。
1月14日(日)は、町の数ヵ所でお団子が販売されます。大磯港にはキッチンカーも出店。
大磯港に建つ「大磯港にぎわい交流施設 oiso connect」2Fの 「oiso connect cafe 」は営業時間を21時まで延長。他にも臨時営業や営業時間延長されるお店もあるので、気になるお店のある方はインスタなどをチェックしてみてください。
点火は18時30分頃の予定です。天気予報は晴れ。無病息災、家内安全を願いに、足を運んでみませんか。
【大磯 左義長】
開催:2024年1月14日(日)
場所:大磯北浜海岸(JR東海道線大磯駅より、徒歩約10分)
点火時間:18時30分(予定)
パンフレットは大磯町観光協会のWebサイトからダウンロードできます。
参考:国指定文化財等データベース(文化庁)
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