1/14(日)は国指定重要無形民俗文化財「大磯の左義長」。七所参りが始まりました/大磯町
今年も左義長の季節がやってきました。大磯の左義長は国指定重要無形民俗文化財。道祖神(セエノカミサン)のお祭りで、1月14日に北浜海岸で9基のサイトが燃え盛る光景で知られています。
この日に向けて、12月8日の「一番息子」に始まり、幾つもの行事が執り行われます。
1月11日は、1月14日までの間、道祖神を祀る「お仮屋」が建てられる日。七つの「お仮屋」を周る「七所参り」が始まります。
曇り空の下、寒風のなかで早朝から準備が進んでいました。
お仮屋は組立式で、普段は専用の倉庫に保管されています。
屋根が載り、正面には松が立てられます。
提灯が取り付けられました。
隣の地区との境を区切る「みちきり」。大根に幣束を指したものを注連縄に取り付けます。
サイトの中心になる「オンベ竹」を立てるのはひと仕事。
家の屋根よりも高く、飾りが潮風になびきます。
オンベ竹の根元に結び付けられているのは、左義長の日に行われる綱引き「やんなごっこ」の橇(そり)だそうです。
道祖神が祀られました。昔はこの中に子どもたちが籠り、脇に設置された太鼓を叩いたそうです。
この後、祭りが無事に終わることを願う「直会(なおらい)」が行われるとのこと。
直会では、皆で豆腐を食べるそうです。豆腐を人魚の肉に見立ててのこととか。
夜は明かりが灯され、どこかの「お仮屋」で太鼓を叩く音が聞こえてきます。
今のところの予報では、14日は晴れ。家内安全、無病息災の願いが空に登ります。
【大磯 左義長】
開催:2024年1月14日(日)
場所:大磯北浜海岸
点火時間:18時30分(予定)
パンフレットは大磯町観光協会のWebサイトからダウンロードできます。