GWに関西ならではの和菓子はいかが。端午の節句にちなんだ「とらや」の美しい粽。関東で購入する方法も
ゴールデンウィークに入り各地の観光地がにぎわいを見せる中、関西では端午の節句にちなんだ和菓子の粽(ちまき)が和菓子屋さんで並ぶようになりました。
お気に入りの和菓子屋さんの粽を頼む方、毎年違うお店の粽を楽しむ方、柏餅と粽どちらも召し上がる方などいらっしゃいますが、皆様はいかがですか。
粽は笹の葉に包まれた円錐型の和菓子。もち米が入った中華ちまきとは異なります。外郎製や葛製などがあり色は基本的に白が多いです。
関東ではあまり見かけることがない粽ですが、関西出身(創業)の和菓子屋さんなどでは販売している場合もあります。
今回は関東と関西で端午の節句に粽を販売するとらやさんの粽(関西版)をご紹介します。
袋から粽を取り出すと笹の葉の香りが辺りに広がります。
公式サイトによる粽の情報は下のとおり。
とらや粽(関西版) 商品内容と販売地域
三種粽(羊羹粽、水仙粽、外良粽)
販売地域:中部地方、近畿地方の一部店舗(詳細は記事末尾に記載)
価格:1,394円(税込み)
販売期間:5月5日まで
独特の形が目を引く粽は古代中国で始まったもの。三韓征伐を行った神功皇后によって日本に持ち帰られたとも言われています。
とらやさんの粽は3種類の粽が3本束になったものです。粽は3本、5本、7本のものが多くみられ、数枚の笹の葉で包んだ円錐型の外郎などを数本まとめて縛り上げたものです。
底面はこのようになっています。
底面が平たく整っているため自立します。
3本をまとめていたいぐさを解いて並べてみます。
まずは外良粽を開いてみます。笹の葉を4枚も使って外郎生地を包んでいました。
砂糖を溶かし新粉を混ぜて蒸したという外良粽。ほのかに移った笹の葉の香りが心地よいです。しっかりとした歯ごたえがある外郎生地でした。
続いて羊羹のとらやさんらしいとも言える羊羹粽。葛に餡を煉りあわせて作られているのだそう。
小豆の香りが引き立った柔らかく瑞々しい羊羹です。口の中で溶けるような食感でとても美味しいです。
最後は水仙粽。葛製の粽です。瑞々しい葛ならではの食感と清涼感が嬉しい粽でした。
今回は関東と関西で販売するとらやさんの粽をご紹介しましたが、関西ではこの時期、多くの和菓子屋さんで粽を販売しています。ゴールデンウィークに関西旅行を楽しんでいる方は、滞在先の和菓子屋さんにふらっと立ち寄って、粽を召し上がってみてはいかがでしょうか。
ショート動画(52秒)でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
とらや 三種粽(関東と関西では粽の内容が異なります)1,394円(税込)
粽の販売地域
関東地方:赤坂店、TORAYA GINZA、東京ミッドタウン店、TORAYA TOKYO、帝国ホテル店、日本橋店、銀座松屋、銀座三越、日本橋三越、日本橋髙島屋S.C.、大丸東京店、松坂屋上野店、浅草松屋、池袋東武、池袋西武、新宿伊勢丹、新宿小田急、新宿京王、新宿髙島屋、渋谷ヒカリエShinQs 渋谷東横のれん街、玉川髙島屋S・C、アトレ目黒1、アトレ吉祥寺、横浜そごう、横浜髙島屋
中部地方:御殿場店、松坂屋名古屋店、名古屋三越、ジェイアール名古屋タカシマヤ
近畿地方:京都一条店、京都四條南座店、京都髙島屋S.C.、大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹、梅田阪急、梅田阪神、難波髙島屋、近鉄あべのハルカス、神戸阪急