Yahoo!ニュース

55年ぶりに復活した福砂屋の限定和菓子を大阪の阪急うめだ本店「時をかけるあん」にて購入。実食レポです

decocookie和菓子研究家
大阪の阪急うめだ本店、時をかけるあんで購入できる福砂屋の千代香

先日から大阪の阪急うめだ本店で始まったイベント「時をかけるあん」。全国の様々な和菓子が販売されるとあって毎回多くの人で賑わう人気イベントです。今回は時をかけるあんで販売されている、長崎の福砂屋が55年ぶりに復活させた珍しい和菓子「千代香」を購入してきたのでご紹介します。

55年ぶりに復活したという大阪の阪急うめだ本店、時をかけるあんで購入できる福砂屋の千代香
55年ぶりに復活したという大阪の阪急うめだ本店、時をかけるあんで購入できる福砂屋の千代香

こちらが55年ぶりに復活したという「千代香」。福砂屋さんの400周年を記念して復活したという和菓子ですが、千代香という和菓子はもともと全国的にも販売されているお菓子でもあります。

福砂屋の400周年を記念して復活した千代香の箱側面
福砂屋の400周年を記念して復活した千代香の箱側面

原材料等の情報は下の通り。シンプルな原材料名が嬉しいですよね。箱を開けるとお菓子は密封されていました。

シンプルな原材料名が嬉しい福砂屋の千代香
シンプルな原材料名が嬉しい福砂屋の千代香

外箱から取り出した福砂屋の千代香
外箱から取り出した福砂屋の千代香

内箱はこのようになっています。普段カステラを入れている紙箱なのか、カットしたカステラの線を連想させる部分が面白いです。

福砂屋の55年ぶりに復活した千代香
福砂屋の55年ぶりに復活した千代香

袋から出すと千代香についての説明紙が入っていました。この説明文は外箱の裏側にも書いてありました。職人さんが一枚一枚薄く丁寧に焼き上げているという千代香。昭和40年代に惜しまれつつ生産を中止したとのことですが、今回の400周年を機に復活させたのは、千代香という菓銘も相まって感慨深いものがあります。

福砂屋の千代香の説明文
福砂屋の千代香の説明文

千代香は3個入り。一つずつ透明フィルムの袋で包まれていました。

一つずつ透明フィルムの袋に包まれた福砂屋の千代香
一つずつ透明フィルムの袋に包まれた福砂屋の千代香

お皿に置いてみると独特の形をしています。おみくじせんべいやフォーチューンクッキーなどを思わせる形でもあります。

55年ぶりに復活した福砂屋の千代香
55年ぶりに復活した福砂屋の千代香

55年ぶりに復活した福砂屋の千代香
55年ぶりに復活した福砂屋の千代香

皮はカステラ生地。とはいってもふんわりしたカステラとは少し異なり、香ばしくしっかりしたタイプのカステラです。手で割ってみると中にはこしあんがたっぷり詰まっていました。

こしあんが入っている福砂屋の千代香断面
こしあんが入っている福砂屋の千代香断面

いただいてみると、香りの良いカステラ生地からほんのり日本酒の香りがします。くちどけの良いこしあんと合わさり、どこか懐かしいようなほっとする味でした。

今回ご紹介した福砂屋さんの千代香は、大阪の阪急うめだ本店で実施中のイベント「時をかけるあん」にて、11月13日(水)から18日(月)まで、各日200個(予定数)、おひとり様2点限りで各日正午より販売しているとのこと。お近くの方はお買い物のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ショート動画(40秒)でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。

今回ご紹介したお店とお菓子
福砂屋 千代香(3個入り) 972円(税込)

和菓子研究家

YouTubeにて日本のお菓子と菓子作りを海外に紹介する菓子専門チャンネル「decocookie channel」を運営。伝統的な日本の菓子づくりだけでなく、今現在、海外で人気のある日本の菓子や知育菓子まで、幅広い日本の菓子を紹介しています。Yahooでは、奥深い和菓子を様々な角度からご紹介できればと思っています。

decocookieの最近の記事