お取り寄せ可。香ばしい最中種とつやつやの粒あんが特徴の備中神楽に登場する神様を模した縁起和菓子
最近では、現代風でSNS映えしそうなデザインの最中種を使ったものが見られるようになった和菓子の最中。今回ご紹介するのは、70年前から作られている縁起のよさそうな最中「備中神楽面最中」です。
つくっているのは岡山県にある三宅製菓本店さん。国の重要無形民俗文化財「備中神楽」のお面をモチーフにしています。備中神楽がどのようなものか興味がある方はYouTubeなどで多くの映像が公開されているので一度ご覧になってみてくださいね。
原材料等の情報は下の通り。シンプルな原材料にこだわりを感じます。
パッケージには4人の神様が描かれており、4種のうち一つの最中が入っています。デザインは建御名方命(タケミナカタノミコト)、櫛稲田姫(クシナダヒメ)、思兼命(オモイカネノミコト)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の四神。
さてどの神様が入っているかなとわくわくしながら袋を開けると、ふわっと最中種の香りが辺りに広がります。
入っていたのは素戔嗚尊(スサノオノミコト)の備中神楽面最中。天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟でヤマタノオロチを倒したと言われる神様です。
面の和菓子は落雁などで見かけますが、最中では珍しいです。備中神楽面最中はどれも美しい造形の最中種が使われています。
反対側の面は表面と同じ最中種。食べ応えがありそうな大きな最中です。
横から見た素戔嗚尊の最中はこのようになっています。
最中を手で割ってみると、ぎっしり詰まった粒あんの量に驚きます。
艶のあるあんこは北海道にある契約栽培農家で作られた大粒の大納言小豆を白双糖で炊き上げたもの。香りの良い最中種は岡山県産のもち米を使用しています。
いただいてみると、さくっとした食感の香ばしい最中種と小豆の旨味が感じられるみずみずしい粒あんのバランスが絶妙です。丁寧な手仕事を感じる縁起の良さそうなお菓子なのでご贈答用にも良さそうでした(4個から箱入有り)。
三宅製菓本店さんの備中神楽面最中は、岡山にある店舗や百貨店、公式サイトからもお取り寄せが可能です。他にも東京の「とっとり・おかやま新橋館」、大阪の「阪急うめだ本店」、兵庫の「姫路山陽百貨店」でも購入する事が出来るとのこと。
ショート動画(30秒)でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
三宅製菓本店
備中神楽面最中 1個 230円(税込)