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年賀状をやめたい人に・相手に失礼にならず、スッキリと年賀状をやめる方法3選

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

「毎年の年賀状、そろそろやめたい・・・」

LINEなどメッセンジャーツールの普及や、年末の慌ただしさに伴い、年賀状を書かなくなった人が増えています。

中には「どうやめたらいいか、わからない」とか「突然ぷっつりと出さなくなるのは、失礼なのではないか」とお悩みの人もいるはずです。

そこでこの記事では、相手に失礼にならないよう、スムーズに年賀状をやめる方法についてお伝えします。

1.専用ハガキもあり!年賀状じまいで「今年で最後」と伝える

年賀状じまいとは、翌年以降、年賀状のやりとりを辞退することを伝える、いわば「最後の年賀状」を送ることです。

かつては、高齢を理由に年賀状じまいをするケースが多かったのですが、昨今は、年齢を問わず年賀状をやめる人が増えています。このため、年賀状じまいに載せる文面は様々です。

例えば、以下のような一文を添えて、挨拶します。

・本年をもって、皆様への年賀状でのご挨拶を控えることにいたしました。
・誠に勝手ながら、来年より、どなた様にも年賀状でのご挨拶を控えることにしました。
・時流にともない、来年よりSNSにて、新年のご挨拶をいたします。
・来年より、お葉書からLINEでのご挨拶に移行をいたします。

こうした宣言のあと「今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。」と、変わらぬ交流を望む一文を添えるといいでしょう。

予め、年賀状じまいの文面がプリントされた、専用はがきも販売されているので、うまく活用してください。

2.寒中見舞いを活用する

年賀状じまいを準備する時間もない、という場合は、寒中見舞いを活用しましょう。

寒中見舞いとは、1年のうち最も寒くなる時期に、相手の近況などを気遣って出す挨拶状のことをいいます。
寒中見舞いを出すのは、1月8日頃~2月4日までとされています。正月飾りをしまう松の内から立春前までを目安にしています。

自分は出さなかったけれど、相手から年賀状をもらった場合や、年賀状じまいを特に伝えておきたいという相手がいる場合、寒中見舞いで年賀状をやめることを伝えてはいかがでしょうか。

冒頭、新年の挨拶の代わりに「寒中お見舞い申し上げます」と記した後、年賀状同様に、相手に合わせた文章を添えればOKです。

3.SNS投稿で、新年の挨拶をする

ブログやSNSで一斉に、新年の挨拶をするというのも、大いにありです。昨今は、この方法をとる人が多くなりましたね。

これまで、個別に年賀状やメッセージを送っていたなら、投稿文で「本年から皆様に、こちらで新年のご挨拶をさせていただくことにしました」と、年賀状じまいを伝えてもいいでしょう。

個別にメッセージを送るなら、定型文のようにせず、ぜひ、相手に合わせた一文を添えてみてください。誰にでも通用する文章よりも、ずっと気持ちが伝わりますよ。

感謝と、今後の良好なお付き合いにも意識を向けて

「年始早々、年賀状をやめることを伝えるなんて・・・」と抵抗を感じる人もいるかもしれません。
年賀状じまいで最も大切なのは、これまでのやりとりに感謝すること、そして、これからも良好なお付き合いを望んでいると伝えることです。

年賀状だけが唯一のお付き合いになってしまっている人には、メールやLINE、SNSアカウントなど、今後も繋がる方法をお伝えするとよいですね。

以上、相手に失礼にならず、スムーズに年賀状をやめる方法について、お伝えしました。

年賀状という文化を大切にしつつ、その方法を個々のスタイルに合わせて変えてゆくのも、良いことですね。
ぜひ、ご活用ください。

マナー・コミュニケーション講師
樋口智香子

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせたプログラムにより、ビジネスマナー研修・接遇マナー研修・コミュニケーション研修棟を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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