【和歌山/印南町】駅の周辺にカエルがいっぱい?ゆるゆる系の町歩き散策
はらぺこライターの旅人間です。前回に引き続き、和歌山県の印南町から。
前回は「なぜ駅にカエル?」という内容で紹介しましたが、印南駅の周辺を歩くと、他にもカエルが色々と見られます。
ところで、印南町ってご存知ですか?
印南町は和歌山県中部の海岸寄りに位置し、山と海に囲まれ、自然環境に恵まれた町。そして、驚くのは「かつお節発祥地」の碑もあります。
かつお節の起源は諸説あるようですが、いまに通じるかつお節が出回り出したのは江戸時代中期。その製法を考案したのが印南の漁民である「角屋甚太郎」と伝わっています。
そんな印南町に何故…カエル?
これは町発展への願いを込めたシンボルのようなもの。「考える」「人をかえる」「町をかえる」「古里へかえる」「栄える」の5つの”かえる”にひっかけたネーミングから。
そして全国に類を見ない「かえる」をテーマとしたユニークな「かえる橋」は広く知られています。
他にも…、印南郵便局の前には「かえるポスト」もあります。
このポストのカエル君が見ている方向に…
かえる橋が!
よく見れば手もあるんですね。
印南駅の周辺には、所々にカエルが見つかります。
駅周辺をブラリ散策するだけでも、なかなか面白い。
…が、個人的には、もっと町中をカエルだらけにして「ここまでするか!」と笑ってしまうようなインパクトある町起こしが、そのうち発案させるんじゃないかな?って期待感も。だって、面白い土台があるんだもの。活用しないのは勿体ない。
さて、駅から3分ほど歩いた「日の出堂」に到着です。
この店は、美味しいケーキやパンが食べれれる地元密着のお店ですが、ここに愛すべきカエルに因んだグルメがあるんですよ。
それは…
かえるまんじゅうです!
かえるまんじゅうとは、白餡に黄身を混ぜた黄身餡、それを乳菓で包み込んだ素朴なお菓子。
SNSでは「可愛いカエル」「美味しい」と評判ですが、中には「ゆるい感じがたまらん」「宇宙人っぽいカエル」と言った声も。
カバンの中に爪楊枝があったので、ブスッと刺してカエル橋と一緒に写真を撮ってみました。そして一つ食べてみると、優しい甘さが口の中に広がってゆく。
印南駅からグルリと30分ほどの散策、何だろう…このジワジワと心に残る達成感は。ほどよい田舎道で、人情味があって、ゆる系のオブジェ(かえる)が複数ある景色。
こんな町歩き…結構好きかも。
<関連情報>
⇒ なぜ駅にカエル? 和歌山の途中下車したい駅
日の出堂
住所:和歌山県日高郡印南町印南2265−14
電話:0738-42-0063
営業時間:7:30~19:00
地図(外部リンク)
取材協力:日の出堂さま