2024.2/4から2/11まで開催されるさっぽろ雪まつり。
大通会場の大雪像制作見学会に参加することができたのでいち早く様子を見てきました。小さな頃から慣れ親しんだイベントですが今にして初めて知ることもありとても勉強になったのです！
４、５、７、８丁目と４基の大雪像制作を見学したのですが、今回は陸上自衛隊真駒内駐屯地の隊員の皆さんが制作されている４丁目と８丁目にクローズアップ！！

４丁目 STV広場

ウポポイ（民族共生象徴空間）×『ゴールデンカムイ』
高さ：約13メートル
正面幅：約20メートル
奥行：約15メートル
雪の量は大型トラックで約650台分とのことで圧巻の大雪像です！

製作者は陸上自衛隊真駒内駐屯地
第11特科隊、第11高射特科隊、第11偵察隊の皆さん。
制作人員は延べ約2,000人ですって！

2/3の完成までに６段階の制作過程があり、見学日当日は第４段階でした。
【雪像制作過程】
・準備段階（模型製作）10/16～12/22
部外協力団体との打ち合わせからデザイン、模型作成、設計図作成。
・第１段階（雪積み～寝かせ）1/7～1/16
大型トラック650台分雪輸送。基本の大きさまで重機で雪を積み上げ。
側や背面部は人力で踏み固めるそうです。
子供の頃からお正月明けに雪輸送のトラックを見ると雪まつりが近づいてきているワクワク感がありましたね。
・第２段階（背壁・上段部の粗削り及び面だし）1/17～1/20
各パーツの測量と油圧ショベルによる面だし、粗削り。
・第３段階（上段「背景・キャラクター」粗削り）1/20～1/23
油圧ショベル＋人力による上段各パーツの粗削り

・第４段階（上段：雪入替 下段：粗削り）1/24～1/28
背景及び上段各パーツは一番目立つ部分。
ここに中山峠から運んだ純白の雪で化粧をしていきます。
とにかくマンパワー！
『大和魂』『プロ魂』『雪像に魂を』をスローガンにOne Teamで雪像制作にあたられている姿に心が響きました。

どんどんどんどん運びます！
こんなに人力で制作されているなんて近くで見て初めて知ることでした。

雪が入ったバケツを持って足場を上がり各パーツに真白な雪を飾っていきます。
凄いなぁ。。。

ペタペタペタペタ地道な作業。
あの美しい雪像はこうやってつくられているのですね！
・第５段階（上下段の細部彫刻・仕上げ）1/29～1/31
・最終段階（各部パーツ仕上げ及び最終調整）2/1～2/2
第４段階後これらの過程を経て完成です。

雪像の真向かいに足場があり制作隊に事故が無いように見守る隊員の姿がありました。安全第一で完成させてください！

８丁目 雪のHTB広場

旧札幌停車場
幅：22メートル
高さ：10メートル
奥行：19メートル
ゴールデンカムイ聖地でもある旧札幌停車場。
製作者は陸上自衛隊普通科連隊の皆さん。

この雪像にはアイスブロック工法が取り入れられています。
作業台の上でブロック状の雪の塊をつくり、それを積み上げて削り出していく。
建築物の正確さがでますね！
つくったアイスブロックがとけないように大きなかまくら状の保管庫が横にありました。手間と工夫が凄いです。

こつこつこつこつ削りだし。
美しい直線が仕上がっていました。

隊員の方に「是非フォローしてください！」と手渡しされましたのでお披露目しておきますね！
リンク先では第18普通科連隊の活動写真や動画等が発信されています。
旧札幌停車場の雪像制作過程を毎日見ることができますよ！
【公式X（旧Twitter）】
【公式Instagram】
【公式Facebook】
今回見学会に参加したことで今まで以上に開催が待ち遠しい雪まつりです。
美味しい情報も入ってきていますので後日あらためて取り上げさせていただきますね！