「おしゃれ着コース」を使わないと損!ニットの洗い上がりがまるで変わるコース選び
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/title-1705984597981.jpeg?exp=10800)
洗濯研究家の平島 利恵です。
洗濯の際、衣類に合わせてコースを使い分けていますか?
すべて服を「おまかせコース」で洗うのは、実は非常にもったいないんです!
衣類に合わせたコース選びをすると、ニットの洗い上がりがまるで変わるので、シワ・毛羽立ち・傷みにお悩みの方はぜひ試してみてください!
おしゃれ着コースは回転数が違う
通常のコースとおしゃれ着コースは、ドラムの回転数や縦型の遠心力が異なります。
おしゃれ着コースの場合、たっぷりの水に衣類を泳がせるよう弱水流で洗うため、衣類の痛みを抑えて洗濯ができます。
おしゃれ着の洗濯表示の見方
おしゃれ着やニットなどのデリケートな衣類を洗濯する際は必ず、洗濯表示を確認します。
![「水洗い不可」の衣類は、家庭で洗濯できません](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705978633548.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
手洗い表示の衣類でも、洗濯機のコースによっては洗濯機洗いができます。
機種・コースにより洗える衣類が異なる
コース名称や洗える洗濯表示は洗濯機により異なります。お使いの洗濯機の説明書を確認しましょう。
■手洗い・ドライクリーニング表示の衣類も洗濯可
パナソニック:おうちクリーニングコース
日立:おしゃれ着(ドライ)コース
シャープ:ホームクリーニングコース
■洗濯機洗い可マークのデリケートな衣類が洗濯可
パナソニック:おしゃれ着コース
日立:デリケート(ソフト)コース
シャープ:おしゃれ着コース
おしゃれ着コースで洗濯する際の注意点
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705985908550.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
中性洗剤を使用
衣類の風合いを保ちながら洗濯できる中性洗剤(おしゃれ着洗剤)を使用します。おしゃれ着コースは汚れを落とす力が弱いため、気になる汚れがある場合は、洗剤を塗布してから洗濯機にかけましょう。
水道水を使用
デリケートな衣類を温水洗いすると、縮みや衣類を傷める恐れがあります。お風呂の残り湯も使用せず、洗濯には30度以下の水道水を使用します。
衣類量に注意
通常コースに比べ、デリケートコースは洗濯できる衣類量が少なくなります。詰め込みすぎは衣類を傷める原因になるので、洗濯容量を確認しましょう。
衣類は畳んで入れる
洗濯機に入れる際は衣類を畳み、平らになるよう重ねて入れます。
一般的に、デリケートコースは水流を抑えながら洗うため、洗濯ネットに入れなくても問題ありません。
ですが、ストッキングやレースのついた衣類、ボタンやホックなどの装飾品がついている衣類、風合いを損ねたくないデリケートな衣類は洗濯ネットに入れましょう。(取扱説明書で確認します)
![引き手をしまい忘れると、他の衣類を傷める恐れがあります](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705994658050.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
洗濯ネットを使用する際は、1枚のネットにつき衣類も1枚、畳んで入れ、ファスナーの引き手をしっかりゴムの中にいれましょう。
柔軟剤を使用すると肌触りUP
![香料が苦手な方は無香料が◎](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705984698760.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ニットの場合は、柔軟剤を使用することで肌触りが優しく仕上がり、静電気防止の効果もあります。柔軟剤は規定量を計量しましょう。
衣類に合わせた干し方で仕上がりUP
優しく洗った後は、衣類に合わせた干し方をすることで、よりキレイに仕上がります。洗濯表示を確認しましょう。
線が2本ある「ぬれ干し」の場合は、脱水をせずにそのまま干します。
![斜線があるものは、風通しの良い日陰に干します](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705984309261.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
つり干し
ハンガーを使って干します。肩部分の干し跡がつきにくいハンガーを選びましょう。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1707369088848.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
乾きにくいニットは、早く乾かせるハンガーもおすすめです。
![ニトリの「衣類が乾きやすいハンガー」を使うのもおすすめです](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1707369134932.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
平干し
専用ネットや平干し台を使って干します。
![型崩れなく早く乾きます](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705984792081.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
物干し台を使う際は、下にタオルを敷くと干し跡を軽減できます。
![袖や首元が下に垂れないよう、すべて台の上に置いて干します](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705984863901.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
脱水不足の時はタオルで包む
![絞るのは厳禁!くるくると優しく丸めます](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/hirashimarie/article/01642464/image-1705984555691.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
脱水時間が短くソフトになるため、衣類に水分が多く残り、特に冬場は乾きづらいのが難点です。
衣類が乾きにくい時は、タオルに包んでくるくる丸め、水分を移しとってから干しましょう。
ニットは、毛羽立ち・伸びが気になり、洗濯を控える方も多いと思います。
洗濯機のおしゃれ着コースなら生地に負担なく洗濯ができるので、活用し、ニットの蓄積汚れを予防しましょう!