【大分市】心と体が元気になる!若き姉弟が生みだすおいしいフルーツと素敵なスイーツ《幸の日果》
ある風の強い日の午後。おいしいスイーツが売っているという噂を聞きつけ、やってきたのはお馴染み《珈琲店F2》さん。店前に、小さなテントとのぼりが立っていました。
ゼロからスタート!生産から販売まで、すべてを手がけるお店
販売していたのは、《幸の日果(さちのにちか)》の店主・土居 祐菜(どい ゆうな)さん。なんと自ら果物や野菜を育てている農業従事者なんだとか!継ぎ手のいなくなった畑を借りて、ミカンやイチジク、ブドウなど、季節に合わせたさまざまな作物を、多くの人の知恵や力を借りながらも、基本的に一人で栽培しているそうです。すごい…。
店先には、パウンドケーキやドライフルーツなど、見た目もオシャレなスイーツと、鮮やかな野菜が並びます。
祐菜さんが丹精込めて育てた作物を、おいしいスイーツに変身させているのはパティシエを目指す弟の真太朗(しんたろう)さん。修業も積んだフランス菓子の技術を活かし、定番どころからあまり見たことのない種類のものまで、たくさんのスイーツを生み出しています。これがほんとにおいしい!
姉弟でチャレンジを続ける「6次化」!
土居さん姉弟のように、農業従事者(第一次産業)が加工(第二次産業)・販売(第三次産業)まで行う経営形態のことを「6次産業化」と言うそうです。祐菜さんは別事業の傍らゼロから作物を育て、加工・販売することで、そのおいしさや魅力を発信。SNSも駆使して、「農業」への注目度も高めています。
「今後はトレーラー形式やキッチンカーなど、販売のための店を持つことが一つの目標です」と祐菜さん。自らがつくった作物で多くの人が笑顔になる瞬間を、目の前で噛みしめたいと、照れながらもしっかりとした眼差しで話してくれました。
「幸」の時が入った野菜は要チェック!スイーツも見逃せない
《幸の日果》さんはさまざまな場所で作物の販売を行っています。「幸せ」を象徴する白い鳥をイメージした、かわいらしいマークが入った野菜やフルーツを見つけたら要チェックです!
加工品はイベント出店時のみの販売のようなので、見かけたときはぜひそのおいしさ、味わってみてくださいね!
《珈琲店F2》さんには第2、4土曜日の13時~16時30分まで定期出店されるそう。その他の出店や作物の販売場所については、《幸の日果》さんの公式Instagramをチェックしてみてください。
今後の更なる進化が楽しみなお店です!
店舗情報
《幸の日果(さちのにちか)》
《珈琲店F2》出店:第2、4土曜日の13:00~16:30
ほか出店場所については公式 Instagramをチェック