【大分市】熱い想いをジムニーにのせて!日本を巡る焼き芋店《ジムいも》にインタビュー
朝晩の気温も下がり、季節はすっかり秋。そんな中食べたくなるのは、そう、焼き芋!
今回は日本初、いや世界初とも言えるSUZUKIのジムニーで焼き芋屋さんに挑戦する、よこみーさんにお話しを聞いてきました。
「楽しい」が基準!改めて日本一周を目指す
そもそもよこみーさんが移動販売をする目的は、「日本一周の旅でお世話になった人へお礼を言いたい」というものだそう。北海道出身でありながら、現在大分に住んでいるのも、日本一周の旅がきっかけだったそうです。
「日本一周中はいろんなところでお世話になったんですけど。大分ではかぼす農家さんに泊めてもらいました。一周の旅が終わって拠点を探しているときに、大分の自然や気候が良かったことを思い出し、そのかぼす農家さんに連絡したんです。そしたら『うちで働きなよ』と快諾してもらいました」
よこみーさんが面白いのは、その連絡をしたのが日本一周の途中だったということ。その後オーストラリアへワーキングホリデーに出たというから、フットワークの軽さに驚きをかくせません。
原動力を聞くと「面白いかどうか、で動いているところはありますね」とニヤリ。楽しいことに挑戦し続ける姿は、キラキラと輝いて見えます。
ジムニーでやる理由と師匠の存在
「単純に、ジムニーが大好きだからです。全然便利な車ではないんですけどね、好きなんです。昔からずっと憧れてました」と照れくさそうに教えてくれたよこみーさん。ご自身のSNSにも愛車との旅の思い出をたくさん掲載されており、ジムニーへの熱い思いがうかがえます。
また調べると世間にはフェラーリやカブなど、さまざまな形で移動販売を行う人がいたと言います。よこみーさんも、どうせやるなら自分の好きな車でやりたいと一念発起したんだそう。しかし作業はスムーズには進みませんでした。
「僕が探せた範囲では、ジムニーで焼き芋してる人はいなかったんですよ。でもだからこそ、何もかもに前例がない。機械を載せるのはこれでいいのかとか、つくっては規定を見直しての繰り返しです」
問題はジムニーだけでなく、メインの「さつま芋」にもありました。
「今の時期って、さつま芋を甘くするための熟成期間にしている農家がほとんどなんです。しかもすでに芋の卸先が決まっている。仕入れには本当に苦労しています」
そんな中でも一つ一つ吟味して、丁寧に焼いていくことに手を抜きません。それは、「師匠」の存在が大きいから。
「今度プレオープンするF2さんに紹介してもらって、《228焼き芋》の中川さんに出会いました。あれこれ教わって、勝手に師匠と呼んでいます笑」
すべて手作業で愛車をカスタマイズされているよこみーさんにとって、焼き芋のプロが応援してくれることは心強い支えとなっているそうです。
おいしい焼き芋と、素敵なジムニーに会いに来て
記念すべき《ジムいも》のプレオープンは、来る日曜日の10月27日!場所は大分市羽屋にある《珈琲店F2》です。
「まだまだ改良の余地はある」と謙遜しながらも、甘みのある焼き芋を販売してくれます。何より「ジムニーで焼き芋をする」という唯一無二の面白アイデアを実践されている、よこみーさんの人柄そのものが魅力。
おいしい焼き芋を食べに行くのはもちろん、愛情こもったジムニーカスタマイズを見にいくのも良し、よこみーさんとおしゃべりしてみるも良し!
プレオープン後は関東へ向けて出発するそうなので、興味のある方は今回がチャンスです!その後の営業については、ぜひよこみーさんのInstagramでチェックしてみてくださいね。焼き芋屋さんとしての《ジムいも》に、今後も目が離せません!