「上白糖と三温糖の栄養成分は同じってホント?」栄養士が徹底解説
こんばんは!栄養士食堂です。
スーパーではたくさんのお砂糖が並んでいますが、皆さんはどの種類のお砂糖を選びますか?
上白糖より色も茶色いし三温糖の方が身体によさそう…となんとなく三温糖を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
今回は栄養士である私が「上白糖と三温糖の栄養成分は同じってホント?」を詳しく解説していきます。気になる方は最後までお付き合いくださいね。
今日の目次
1.上白糖と三温糖の栄養成分は同じってホント?
2.なぜ三温糖は薄茶色なのか
3.上白糖と三温糖、どんな料理にむく?
4.栄養士おすすめの砂糖は?
1.上白糖と三温糖の栄養成分は同じってホント?
ではさっそく解説していきます。
結論…ホント!上白糖と三温糖の栄養成分にほぼ違いはありません。
意外な事実ですが、色が異なっていても上白糖と三温糖の原材料は同じ「サトウキビ」で栄養成分はほぼ変わらないと言われています。
色が茶色いから身体によさそうと選ぶ方もいらっしゃると思いますが、上白糖と三温糖の栄養成分は大きく違いがないので、料理の用途によって使い分けるのがいいでしょう。
2.なぜ三温糖は薄茶色なのか
三温糖は「三度温める砂糖」という名前のように、上白糖を精製した後に残った糖液を繰り返し加熱することでできる砂糖です。
そうすることでカラメル化し、薄茶色の三温糖ができます。
また、三温糖の種類によってカラメル色素を添加しているものもあるので商品の「原材料名」の欄をチェックするとよいでしょう。
3.上白糖と三温糖、どんな料理にむく?
上白糖→しっとりしていて水に溶けやすいのでクッキーやケーキなどのお菓子類や飲み物などに向きます。
三温糖→甘みとコクがあり香ばしい風味が特徴なので煮物や佃煮などが向きます。
4.栄養士がおすすめする砂糖は?
栄養士の私がおすすめする砂糖は、「てんさい糖」です。
なぜなら、てんさい糖は約99%が炭水化物の上白糖に比べて、カリウム、カルシウム、リンなどの栄養成分が豊富かつ善玉菌の餌になるオリゴ糖も含まれるからです。
また、料理に使うと簡単にコクと風味がアップするのでお料理が苦手な方でも使いやすく、おすすめです。
※上白糖とてんさい糖は原材料が異なります。上白糖の原材料は「サトウキビ」ですが、てんさい糖の原材料は「てん菜(ビート)」です。