【家庭菜園】生ごみが消えて臭わない。米ぬか不要!納豆だけコンポストを始めてみよう
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
生ごみを土に還すコンポスト。
やってみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
私ももちろんやっています。SDGsが主流の現代だから…ではなく、野菜栽培に使った培養土を捨てたくないから。
コンポストには、土中の微生物を増やして使い古した土を再生させる働きがあるのです。
そして生ごみを市のゴミ回収に出さなくてもよくなれば、有料ゴミ袋の使用も少なくなりますよね。
いろいろなやり方がありますが、今回は私がやっている中で一番簡単かつ一番経済的な「納豆だけコンポスト」のやり方をご紹介します。
用意するもの
植物を育てた後の土
生ごみのコンポストは土をベースにし、その中に含まれる微生物に生ごみを分解させてつくります。
ということは野菜を育てた後の土が最適。
少し減った微生物がコンポストにすることで増え、土はまた野菜栽培に使用することができます。
生ごみ
毎日の料理で出る野菜くず、果物の皮などの生ごみです。
植物性の生ごみの方が匂いが出ません。
小さく刻むことにより発酵が早くなります。
詳しく知りたいなら私のHPの 生ごみコンポストに入れるもの を参考にして下さい。
納豆
賞味期限切れや期限切れ間近の値下げ品で十分です。
食べものをこういう使い方をすることに抵抗がある方がおられるかもしれません。
ですが再生させた土を再利用して野菜を育てれば無駄にしていることにはならない、そう考えて戴ければと思います。
全方向に通気性のある容器
全体的に通気性がある容器。
例えばプランターバッグ(メッシュでも不織布でもかまいません)や土嚢袋などです。
土嚢袋の場合は倒れることのないようにして下さい。
ダンボールにも通気性があります。
ただダンボールは水分に弱いので、通販会社が使用するような軽いものは避けて下さい。
リンゴやミカンなどが入っていたがっしりしたものが良いでしょう。
容量は7L以上あるものを選んで下さい。
納豆だけコンポストの始め方
1 底に少し土を入れる
容器の底に少し土を入れて下さい。
これは生ごみがプランターバッグに貼りついて汚れるのを防ぐためです。
それが気にならない、または土嚢袋なら省いてもかまいません。
ただダンボール使用する場合、水気の多い生ごみが直接触れると箱に穴が開いてしまいます。
必ず箱の底一面に薄く土を入れて下さい。
2 生ごみと土を混ぜて入れる
最初は生ごみと土をほぼ同量、よく馴染ませて入れていきます。
土を増やすと分解が早まり、減らすと分解の時間が長くなります。
生ごみは小さく刻むと分解が早まり、そのままだと分解はゆっくりとなります。
気温が高い夏は分解が早く、気温が低い冬は分解が進みません。
まずは基本の1対1の同量でやってみて、状況に合わせていろいろ調節すればいいと思います。
ここでのポイントは生ごみと土をよく混ぜていれること。
余計な水分は加えず、手で握ると一度は形になってもつつくと崩れるくらいが望ましいです。
表面に土を被せる
この工程は絶対忘れないで下さい。
表面に土を被せることにより虫の発生を防ぎます。
また虫が発生したとしても、こうしておけば幼虫を直接目にすることがありません。
鳥が野菜くずを散らせる心配もなくなります。
納豆水を作る
納豆水。
もっともらしく言っていますが適当でいいのです。
私は8Lバケツに納豆1パックと水を入れ、1日寝かせたものを使っています。
半分使って水を足したり、冬場は1週間以上おいておいたりしています。
ここを難しく考える必要はありません。
コンポストの容量や数によっては足りなかったり余ったりすると思います。
余るようなら納豆と水の量を少なくすれば良いだけです。
納豆水を入れる
納豆水が出来たら表面の中央に穴を開け、納豆水をゆっくり注ぎます。
混ぜないで沁み込ませるだけです。
生ごみが土とよく馴染んでいるなら混ぜなくても勝手に納豆水は浸透します。
水分が底から出ることのないように、土が吸収してしまう程度の量にして下さい。
その後はまたちゃんと土を被せて生ごみが表面に出ないようにして下さい。
そしてそのまま混ぜずにおいておきます。
雨がかかってもかまいません。
お天気が続くなら、水やりする要領でジョウロで水をかけて乾燥を防ぎましょう。
カラカラに乾くことのないようにして下さい。
いつも土が湿っているというのが理想の状態です。
2週間くらいしたらかき混ぜて、生ごみがまだ残っているか確認して下さい。
残っていればもう一度同じ手順で納豆水を入れましょう。
生ごみが消えれば出来上がり
スコップで混ぜて生ごみが消えていれば出来上がりです。
完熟しているか心配な場合は最後にもう一度納豆水を浸透させるのもいいかもしれません。
プランターバッグのコンポストなら、そのまま入れ替えずに野菜苗を定植できます。
米ぬかを使っていないので、後からまた発酵が始まって土が高温になることもありません。
手軽で臭わない納豆だけコンポストはやってみると本当に簡単です。
生ごみが消えて培養土の再生ができるコンポスト、この春から始めてみませんか?
growfood365のHP にも紹介記事があります。他のいろいろなコンポストのやり方も載せているのでぜひ読んで下さいね!