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【名古屋市】日本人店主が放つ本格カレーを堪能!「南インド料理ミールス SHANTY 〜シャンティ〜」

羽矢旬良ライター(名古屋市)

今年の8月にオープンした「南インド料理ミールス SHANTY 〜シャンティ〜(以下 シャンティ)」さんは、本場のインド人が来店した際に「南インドの味だ!」と絶賛し、ライスなどを3杯おかわりしていったというほどの本格的な南インド料理を提供するお店です。

今回筆者は、南インドで食べられている日本の定食にあたる「ミールス」をいただき、スパイスチャージしてきました。

「シャンティ」さんのミールスは、メインのカレーを1種類から4種類まで選ぶことができます。今回筆者がオーダーしたのは、カレー1種(定番のケララチキン)のミールス。このカレーに、「サンバル」と呼ばれるレンズ豆と野菜の煮込み、「ラッサム」と呼ばれる酸味のある果物を使って作ったスパイシーなスープを加えた3皿がメインとなっています。ここに、黒砂糖と少量のスパイスで風味を付けた「ライタ」と呼ばれるヨーグルトが入った皿が添えられます。プレートの中央には、小盛りから大盛りまで選ぶことができるインディカ米のバスマティライスが盛られていて、その両脇にはおかずやピクルス類が並んでおり、この1セットがミールスメニューです。
メインのカレーや副菜なども日本人の習慣を意識して季節感を感じるものに随時変更していて、現在、ナスやカキを使ったメインのカレーの新メニューを試作中なんだそうです。

ミールスは、これらのカレーや汁物、副菜類を中央のライスに少量ずつ組み合わせを変えながらかけたり混ぜたりして食べていくので、自分好みの味付けを探るという楽しみも味わえます。
意外に思われるかもしれませんが、ラッサムやライタなどの酸味がカレーによく合うのです。
南インド料理の特徴は、油を極力使わないヘルシーなもの。そのため消化も良く、おかわり自由の「サンバル」「ラッサム」「ライタ」「ライス」をたくさん食べても胃もたれしにくいのだとか。

現在、オープンを記念して、インスタをフォローするとソフトドリンクを1杯プレゼントしていただけます。筆者は食後にアイスコーヒーをいただきました。

アイスコーヒーを飲みながら、店主の田口さんにバックパッカー時代のこともお聞きしてみました。

写真提供:田口さん
写真提供:田口さん

「主に東南アジアを巡っていたのですが、ある時ガンジス川を見ようとインドを訪れた時に、そのアーティスティックでぶっとんだ文化に魅了されまして、もっぱらインドに行くようになりました。日本で一定期間働いて、お金がたまったらインドに行く。20代の頃はそんな生活をしていました」(田口さん)

写真提供:田口さん
写真提供:田口さん

写真提供:田口さん
写真提供:田口さん

田口さんは、インドの中でも最南部に位置するケララ州が好きで良く訪れていたそうです。

写真提供:田口さん
写真提供:田口さん

ケララ州はインドでは珍しいキリスト教文化の土地で、牛肉を食べたりお酒を飲んだりできるそうで、日本人の文化と相性が良く過ごしやすかったそうです。同時に現地の料理も大好きになり、自分でもその味を再現したいと、地元のレストランや一般家庭で作り方を学んだのだそう。こうした経験が今のお店を始めるベースになっているとのこと。

写真提供:田口さん
写真提供:田口さん

写真提供:田口さん
写真提供:田口さん

そんな生活を送っていた田口さんですが、30代になるとバックパッカーを卒業します。その後は、およそ10年ほど勤め人をしながら独自に南インド料理の腕を磨いていたそうで、今年の8月に満を持して自分の店をオープンさせました。
「僕の料理は、基本は現地の有名レストラン仕込ですけど、一般家庭で出されている味も『いい!』と感じたものは積極的に取り入れています。今後も、自分なりに工夫した料理を日本人の習慣を意識しながら提供していきたいと考えています。おかげさまで、リピートしていただける方も増えてきて、とても嬉しく感じていますし、励みにもなっていますね」(田口さん)
名古屋には、ナンで食べる北インド料理店はたくさんありますが、南インド料理を提供するお店は数えるほどしかありません。まだまだ、なじみが少ない料理ですが、1度味わったらそのおいしさに魅了されてハマる人も多いようです。筆者もその一人。あなたもぜひ、魅了されてみませんか?

駐車場4台分完備
駐車場4台分完備

店舗情報

店名:南インド料理 ミールス SHANTY 〜シャンティ〜
住所:名古屋市緑区若田2丁目920
TEL:080-5169-7775
営業時間:11:00~16:00
休日:月曜・火曜日
公式Instagram

ライター(名古屋市)

名古屋生まれの名古屋育ち、現在は近郊在住。ライトなものからディープなものまで、名古屋のリアルを主観を添えてお伝えします。

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