防御率2.16で0勝の先発投手が10登板目にシーズン初白星を挙げる。防御率はさらに下がって1点台
5月25日、リース・オルソン(デトロイト・タイガース)は、ようやく、シーズン初白星を手にした。それまでの先発9登板は、50.0イニングを投げて防御率2.16を記録していたものの、白星はなく、5敗を喫していた。
7登板目を終えた時点のオルソンについては、こちらで書いた。
◆「リーグ9位の防御率2.52ながら、白星は皆無。7登板で0勝4敗」
オルソンが登板した9試合で、タイガースは計20得点しか挙げられずにいた。1試合平均2.22点だ。これまでと同様に、10登板目の援護も少なく、1回裏にケリー・カーペンターが打ったホームランによる、2点に過ぎなかった。
2対0のまま迎えた7回表、オルソンは、エラーも絡んで1死一、三塁となったところで、マウンドを降りた。代わって登板したアレックス・ファイエドは、2死から二塁打を打たれ、1点差に詰め寄られた。
だが、2死二、三塁から2点目は許さず。その後は、ジェイソン・フォーリーとタイラー・ホールトンが1イニングずつを投げ、走者を出しながらも無失点で切り抜けた。
オルソンは、シーズン1勝目を挙げ、防御率は、登板前の2.16から1.92まで下がった。メジャーリーグ1年目の昨シーズンは、先発18登板とリリーフ3登板の計103.2イニングで防御率3.99、5勝7敗と1ホールドを記録した。
なお、アンドルー・ヒーニー(テキサス・レンジャーズ)は、今シーズン、先発10登板で6敗を喫し、白星は挙げていない。ただ、オルソンと違い、ヒーニーの防御率は4.69と高い。半数の5登板は、5イニング未満で降板している。