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”サンデー・ショーヘイ”、大谷は3試合連続で日曜日の試合に先発へ。先発陣は故障者続出で危機状態

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
4月15日、日曜日のロイヤルズ戦での先発が明らかになった大谷翔平(三尾圭撮影)

 エンゼルスの大谷翔平の次回登板が、現地4月15日(日本時間16日)にカンザスシティで行なわれるロイヤルズ戦になることが分かった。大谷は3試合連続で日曜日の試合に先発する。

 15日の試合は午後1時15分開始のデーゲームだが、当日の予想最高気温は5℃、最低気温はマイナス4℃で、雪が降る可能性もある。アナハイムでの前回登板は気温23℃だったので、18℃以上の気温差の中での登板となる。

 エンゼルスの先発ローテーションは、ギャレット・リチャーズ(1勝0敗、防御率4.20)、タイラー・スキャッグス(2勝0敗、防御率1.69)が3試合ずつ先発しているが、肘を痛めたJC・ラミレスと上腕部を痛めたマット・シューメイカーの2人が早くも故障者リスト入り。ラミレスはトミー・ジョン手術を受ける方向で、今季中の復帰は絶望となり、早期復帰が期待されたシューメイカーの復帰時期も定まっていない。

 シューメイカーの代わりにマイナーから昇格させたパーカー・ブリッドウェルは、2イニングを持たずに3被本塁打、6失点のKO降板で、マイナーに送り返された。今日、11日の試合はメジャー初昇格を果たしたばかりの21歳のジェイミー・バリアが先発のマウンドに上る。カンザスシティで行なわれる12日の試合の先発投手はまだ発表されていないが、故障で出遅れていたアンドリュー・ヒーニーが濃厚。13日は16年8月にトミー・ジョン手術を受けたニック・トロピアーノをメジャーのマウンドに呼び戻すことになるかもしれない。トロピアーノは先週金曜日に3Aの試合で、手術後初めてとなる公式戦の試合で3.2回を投げただけで、メジャーで投げる準備ができているとは思えない。14日は中4日でリチャーズが先発する予定だが、過去2年続けて故障で6試合ずつしか登板できていないだけに無理はさせられない。

 大谷のために6人ローテーション導入を考えていたエンゼルスだが、先発に故障者が続いたので5人ローテーションを強いられそうだ。幸いなことに今後4週間続けて週に1度の休養日があるので、大谷を中6日で起用しても、5人ローテーションで回していけるが、故障明けの投手ばかりなので、大谷だけでなく他の先発投手たちの起用法も慎重にならざるを得ない。

 大谷に関してはしばらくは中6日で日曜日に投げさせたい模様。「サンデー・ショーヘイ」として起用した場合、本拠地でジャイアンツとのインターリーグ戦(22日)、田中将大が所属する強打のヤンキース戦(29日)、そして日本中のファンが待ち望んでいるイチローとの対決が実現する敵地でのマリナーズ戦(5月6日)の試合に登板する予定だ。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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