博多名物「とりかわ」の発祥の味。俱利伽羅焼きと呼ばれる、カリッとした食感とジューシーさがたまらない。
博多名物「とりかわ」
グルメの街、博多名物の「とりかわ」をご存じでしょうか。やきとり屋さんで普通に鶏の皮を焼いたものではありません。ぐるぐるに巻いた鶏皮を、何度も何度も焼いて脂を落とし、外はカリッと中はジューシーに仕上げられたものが博多名物の「とりかわ」といわれています。
その名物の発祥は「焼きとりの権兵衛」と言われていますが、権兵衛の跡地でそのまま店を受継いだのが、この「とりかわ 粋恭」だそうです。ただこの「とりかわ」、他にも「かわ屋」をはじめ受継ぐお店が福岡には数多くあります。そのルーツはもちろん権兵衛ですが、跡地に受継いでいることからも、「粋恭」も発祥の味を引継ぐお店のひとつではないでしょうか。
場所は、薬院六つ角を入ってすぐ、薬院大通駅から歩いて5分ほどのところ。
行列覚悟の人気店
この「とりかわ 粋恭」は言わずと知れた人気店。1階はカウンター席が並び、2階には座敷席もあるようです。開店前から行列ができることも多いようですが、3名以上であれば予約も可能なようで、これはお店に要相談ですね。せっかくならば、カウンターで焼きあがりを見ながらいただきたいですね。
店内は以前の権兵衛から引継いでから、改装や増築などで、現在は綺麗で和風の上質な空間となっています。
カウンターに座りまずは生ビールを一杯。このカウンターから眺める景色と店内の雰囲気からも歴史を感じます。
名物とりかわ
これが名物のとりかわ。ぐるぐるに巻かれた鶏皮が、しっかりと焼きあげられています。このカリッとした仕上がりとタレの旨味が最高です。また、中身は柔らかくジューシーで、なんともいえない食感がたまりません。
博多ならではの独特なこのとりかわは、「俱利伽羅焼き」とも呼ばれるようで、うなぎを串に巻き付けて焼く「くりから焼き」に似ていることから、そう呼ばれることもあるようです。
もともとの発祥は、柔らかいブヨブヨの食感や脂っぽさに見た目など、特に女性が苦手としていた鶏皮を、なんとか美味しく食べていただきたいという思いから、この博多とりかわが生まれたようです。これはもう何本でも食べれそう。普通に10本、いや20本でもいけそうな美味しさです。
他にも美味しいメニューが
とりかわオンリーでいただく人もいらっしゃいますが、他にも美味しいやきとりや、巻き物に焼き野菜なんかもあります。なかには珍しいダルムなんかも。どれも素材が良く、焼き加減や味付けも美味しいメニューばかり。そんな他のメニューもいただいてみました。
美味しかった
とりかわはもちろん、どれも美味しいメニューばかり。でも、とりかわはやっぱり博多の名物。最近はいろんな土地にも展開されていますが、もともとは博多発祥のご当地グルメ。グルメの街でもある博多で、大人気の名物メニュー。これはぜひ味わっていただきたいメニューです。
とりかわ 粋恭
住所:福岡県福岡市中央区薬院1丁目11−15
営業時間:17時00分~23時00分
定休日:年末年始
アクセス:薬院大通駅より徒歩5分