【追記】抽選申込受付は2019年5月9日(木)10時より東京五輪IDのパスワードはなぜ9桁なのか?
■東京五輪 観戦チケット抽選予約申し込み 2019年05月09日(木)10:00より
https://tokyo2020.org/jp/games/ticket/
【追記】『東京2020大会公式チケット販売サイト』で発表になった
予約申し込み TOKYO2020 ID が必要
2019年05月09日(木)10:00〜5月28日(火)23:59
■チケットの販売スケジュールによると…
2019年06月20日(木)抽選結果発表 購入手続き開始 ※VISAカード必須
2019年07月02日(火)購入手続き終了
2019年 秋 先着順販売
2020年 春 直前期販売
2020年 05月移行 チケットのお届け
【追記】本日、2019年4月18日(木)に公開の『東京2020大会公式チケット販売サイト』へアクセスしようとしても、ただいま、メンテナンスの中だ。リリースしておきながらのこの対応…先が、本当に思いやられる…。
チケットの購入方法はこの7つのSTEP
https://tokyo2020.org/jp/games/ticket/purchase/
KNNポール神田です。
エンブレム問題や登録しにくいボランティアフォーム問題、五輪担当大臣の更迭などと、すったもんだの問題があった(あえて過去形)東京五輪のチケット販売がまもなくはじまる。
競技日程も発表となった。
https://tokyo2020.org/jp/games/schedule/olympic/
■五輪観戦チケット購買には事前に『ID』登録が必要!
東京五輪を観戦するためにはチケットの購入が必要であり、そのチケットを購入するためには、『TOKYO 2020 ID』の登録が必要なのはご存知だろうか?
まずは、この『TOKYO 2020 ID』を早めに取得しておきたい。
https://tokyo2020.org/jp/special/2020id/
この『ID』がないと、観戦チケットを購入することができないからだ。
■「TOKYO 2020 ID」に登録するともらえる『TOKYO 2020 PASS』
ID登録が終わると、ログインするとこのような『TOKYO 2020 PASS』の画面が表示できる。
この『TOKYO 2020 PASS』を提示するとキャンペーンに参加できるそうだが、個人を認識できるような記号もなければ、写真もない。ID番号もないID『アイデンティフィケーション身分証明』でいったい何を証明するのだろう…。むしろ、個人名を表示するよりも、年齢や属性で誰がどう行動したのかの情報を共有するほうに意味があるのではないだろうか?氏名ではなく写真とIDナンバーやバーコードだけでもよかったのでは?これは今からでも可能なので、ぜひ検討いただきたい。
■「TOKYO 2020 ID」の登録に必要なパスワードの要件
かつてのパスワードは、ユーザーが自由に決定することができた。
そのうち、パスワードの仕様は大きく変化しはじめることとなった。セキュリテイを強めるためだ。
8桁以上がはじまり、英数字混じりがはじまった。さらに大文字小文字を入れさせる仕様が増えた。そして、記号も必要となる。
そして、「TOKYO 2020 ID」の場合は9桁で英数字で大文字小文字の混在だ。
パスワードの作成は、『パスワード管理ソフト』やブラウザに記憶させる方法を推奨したいが、このように登録させる側がパスワードの仕様を限定するほうがヒューマンエラーを起こさせるリスクを高める。
オリパラ各2週間のチケットを購買するために、そこまでパスワードの堅牢性が必要だろうか?
パスワードの堅牢性はユーザーが自由に決めるべきであり、指定されるものではないと筆者は考える。確かに誕生日や郵便番号や住所をパスワードに使用するのは、もちろん論外だが、9桁以上などという発想はユーザー側を困惑させるだけだと思う。
人間の記憶力には限界というものがあるのだ。それをメモすると漏洩したり紛失したりするリスクが発生する。だからパスワード管理ソフトにたよらざるを得なくなる。しかし、そのパスワード管理ソフトも、有料無料とさまざまあり、選択するにはある程度のリテラシーも必要となってくる。
なんでもセキュリティを堅牢にすることばかりでなく、最大公約数的なセキュリティを考えると4桁以上とすれば9桁もカバーできるし、桁数に上限を決めなければさらに堅牢性は増す。
■登録フォームで『センス』の有無がわかる
そして、一番、このような登録フォームでセンスの有無があらわれるのが、『誕生日入力』と『全角半角』と『ハイフン』だ。
誕生日なんて、フォームで、4桁と2桁と2桁 のたったの8桁を入力させればよいものを、1900年初頭からずらずらとプルダウンで選ばされ、月も日もプルダウンで選ばされる。この時間、最低1分はかかることだろう。 10秒で処理できることに、日本国民は、50秒は奪われているのだ。生産性の上がらない理由のひとつである。
さらに、『全角半角』だ。これに適さないことで『エラー』を表示することの時間損失を考えたことがあるのだろうか?
こんなのは、バックエンドで勝手に変換させればよい。電話番号にいちいち『ハイフン』の有無を指定するのも同様だ。数字以外は、勝手に省いて登録すればよい。いまだに、登録フォームで『全角/半角』といっているサイトは恥ずかしいサイトだという認識を持ったほうがよい。
さらに言い出せばキリがない。名前に、フリガナは本当に必要か? しかもカタカナとかひらがなで入力させても、それを活用して、DMを送ったり、電話をしたりするつもりがあるのだろうか? 名前は、むしろ文字であればなんでもよいのが、多様性のあるフォームではないだろうか? 名字と名前をわかる必要も?
東京五輪のフォームを見ると、そんな昔ながらの登録フォームで数分、損をした気分でいっぱいになる。
チケットの価格帯も発表された。 開会式は最低1万2000円から30万円まで