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指原莉乃プロデュースの=LOVEが初のアルバム 「どんな見せ方もできるのと仲の良さが強みです」

斉藤貴志芸能ライター/編集者
左から齋藤樹愛羅、佐々木舞香、髙松瞳、齊藤なぎさ、野口衣織、諸橋沙夏(c)松下茜

指原莉乃がプロデュースし、結成4年になる=LOVE(イコールラブ)。シングルはオリコン1・2位が続き、今年1月には日本武道館2days公演を成功させるなど、令和のアイドル界でトップを目指す勢いを増している。そんな中で、活動の集大成となる1stアルバム『全部、内緒。』が発売される。上り調子のグループらしいエネルギーに溢れた1枚となった。メンバーからセンターの髙松瞳ら6人にたっぷり語ってもらった。

かわいい系もゆったり系もカッコイイ系も

――1stアルバムにデビュー以来の計18曲が収録されて、自分たちで=LOVEの良さ、強さが改めて見えたりもしませんでした?

齊藤なぎさ 1曲1曲ジャンルが全部違って、みんなの歌い方も1曲ごとに変わって、いろいろな面を見せられるグループだと思いました。あと、最初の頃と比べて、みんなの声が大人っぽくなっているのも気づきました。

髙松瞳 歌もうまくなっています。

なぎさ だから最初の頃の曲は、ライブだとCDと全然違っていて、面白いと思います。

佐々木舞香 個性もすごく出てきました。アルバムにはソロ曲もあって、指原さんがメンバーのことをわかって書いてくれたと思うので、個性が曲にも表れています。そこも良いところですね。

野口衣織 ユニット曲でも「こういう見せ方ができるんだ」と思ったり、いろいろな雰囲気を自分たちで出せるようになりました。

髙松 このアルバムがひとつの集大成になったと思います。かわいい系もゆったり系もカッコイイ系も全部できる、イコラブ(=LOVE)の強みが詰まっています。

年少コンビが同じ名字で一緒の歌割りも多くて

――グループの強みというと、「うちのセンター(=髙松瞳)はすごいぜ」というのもありません?

なぎさ 瞳は自分のことだけにならず、周りを見て引っ張ってくれます。私はずっと隣りに立たせてもらってますけど、瞳が横にいると落ち着くというか、気を張らずに一緒に頑張れて感謝してます。

髙松 両隣りがなーたん(なぎさ)とみりにゃ(大谷映美里)だと、華奢で小さい2人だから、私が巨人みたいになっていて(笑)。

野口 きれいな三角形になっているよ(笑)。

髙松 身長差が本当にヤバイです。たまに衣織や(音嶋)莉沙が横に来てくれると安心します。

――年少コンビで、同じ“さいとう”姓のなぎささんと樹愛羅さんがいるのも、大きいですよね?

齋藤樹愛羅 ぴんくえんじぇるという名前が付くまでは“Wさいとう”と言われてましたけど(笑)、同じ名字だからコンビになれたと思うので、うれしいです。

なぎさ 年も1コしか変わらないし。

髙松 なぎさと樹愛羅の2人での歌割りもめっちゃ多いんです。たぶん名字が一緒でなかったら、ここまで括られてなかったと思います。

なぎさ よく双子と間違われたんですよ(笑)。

樹愛羅 本当は正反対ですけど、何か似てる感じがあって。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

最大の喧嘩の原因はひとり言でした(笑)

諸橋沙夏 あと、グループの仲が良いことも大きいかなと思います。バチバチしたことがないので。あったっけ?

佐々木 この前、楽屋で衣織が誰にしゃべっているのかわからなくて……。

野口 あったね(笑)。

髙松 衣織はひとり言が本当に多くて。

野口 私はみんなに話しているつもりだったんです。

髙松 みんなはひとり言だと思って、誰も返さなかったら、衣織が「ふざけんなよ!」と怒って(笑)。

野口 「誰か私と話してよ!」って(笑)。

――ちなみに、衣織さんはどんな話をしていたんですか?

諸橋 交通費の精算(笑)。

佐々木 「どこの駅から乗ったっけ?」みたいな感じで、ひとり言だと思って聞いていたら、さなつん(諸橋)が「誰に話しているかわからないんだよ!」と怒りました(笑)。

野口 私は誰か知ってると思って聞いていたのに、シーン……となっていたから、「どうして?」という。

諸橋 それがイコラブ最大の喧嘩でした(笑)。

朝起きられない同士の部屋割りだけが問題です(笑)

――仲良いということですが、何となくグループに分かれたりもしないんですか?

野口 あんまりないよね?

佐々木 誰と組んでもいい感じに収まります。

諸橋 ホテルの部屋割りがいつも変わりますけど、誰と一緒でも別に良くて。ただ、朝起きられない同士だと、「うわっ」となります(笑)。

――誰が起きられないんですか?

諸橋 樹愛羅と衣織と、一番は大谷です(笑)。

なぎさ みりにゃは本当にヤバイ(笑)。

諸橋 自分が起きられないだけならまだいいんですけど、アラームの音がすごくて(笑)。

野口 わかる!

諸橋 自分は起きないのにアラームはずっと鳴っていて、「私が起こすから止めていいよ」と言って、やっと止まったと思ったら、5分後にまたテテテテ……って(笑)。

――樹愛羅さんも起きられないんですか?

樹愛羅 目覚ましは夢の中では聞こえているんですけど、音と認識できなくて(笑)。現実逃避しているのか、頭が追い付かないんです。お母さんとか誰かの声でないと起きられません。でも、最近は日によっては起きられるようになりました(笑)。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

指原さんの詞は物語に入っていけます

――アルバムの話に戻ると、指原さんの詞は、どんなところが良いと思いますか?

野口 情景が浮かぶところです。たとえば『桜の咲く音がした』の<クラスの女子に人気 ヘアオイル いつもより温度高め ストレート>のところで、アイロンという言葉は入ってないのに、ストレートアイロンをかけているのがわかったり。きっとこの子にはこういう物語があるんだろうなと、自分も世界に入っていけるのが好きです。

佐々木 大多数の人へ向けた感じでなくて、ある人の物語のような曲が多いんですけど、指原さんはそういう詞がすごくお上手というか。たぶん想像力が飛び抜けていて、1曲の中で起承転結が収まっていて、ちゃんとストーリーが見えるのがすごいと思います。

野口 あと、指原さん自身がアイドルをやっていたからか、リップシーンが撮りやすい歌詞になっています。たとえば『Oh! Darling』で、“あっという間に”というところが<あっChu間に>になっていて。ライブでも<Chu>でかわいくできたりします。

なぎさ 女の子の面倒くさい気持ちを書くのもすごくうまくて(笑)、「こういう書き方をするんだ!」という驚きが、毎回歌詞を見るたびにあります。恋をしたことを『桜の咲く音がした』と表現していたり、<ハートの震え 電車の揺れが誤魔化してくれたんだ>というのもリアルだし。他の曲では「そこを英語にする?」みたいな難しい単語が出てきて、調べたら「そういう意味なんだ……」って苦しくなったりもしました。あと、センターのメンバーに合わせた歌詞もあって、キャラクター性が出るのも好きです。

海の底で憎しみを叫ぶイメージがありました

――今回のアルバムでも、新曲はいろいろな方向に振ってますよね。衣織さんのソロ曲の『拝啓 貴方様』は怖い感じで(笑)。

野口 難しかったです。この曲を完璧に歌いこなすには、あと5年は欲しいくらい(笑)。大人で歌謡曲っぽくて、1回聴いても歌詞の本当の意味がわかりませんでした。何回も聴いて、すり合わせていって、やっとこの人の本性が見えてくるくらい、謎に包まれた曲でした。

――衣織さんの中にもこういう闇があったり(笑)?

野口 どうなんですかね? でも、なーたんが言ったように、ソロ曲やユニット曲は指原さんがそのメンバーが見えるような歌詞を書いてくださることが多くて。私は指原さんに相談をさせていただくこともよくあって、そこから引っ張り出してくださったのかなと思います。

――「不幸になれ 永遠に」と叫ぶフレーズもあって。

野口 私がそういうふうに思っているわけではないです(笑)。そこはいっぱい録りましたね。この曲は気持ちを込めて歌うというより、どうやってニュアンスをうまく伝えるか、すごく工夫しました。ソロの曲だし、音程がそれほど高くなったり低くなったりしない分、スッと歌っていくと歌詞の意味が流れてしまうと思ったので。「不幸になれ」の頭の“ふ”のところはガナるようにしたり、ニュアンスを付けるのを頑張りました。

――頭に浮かんだ光景とかはありました?

野口 あると言えばありました。ずっとイメージしていたのは、海の底の誰にも聞こえないところで、もともと大好きだったのが憎しみに変わってしまった相手に向けて、1人で叫んでいる女の人です。もがいて消えていく姿が頭にあって、呪うように歌っていました。

自分がそのまま歌になったので全力でかわいく

――なぎささんのソロ曲『現役アイドルちゅ~』はラブリー全開で、なぎささんそのままな感じですか?

なぎさ 本当に私のことを歌詞にしていただいて、すごいです。何かの配信で好きなタイプを聞かれて、「私のことを大好きで、真面目で、一途な人です」と言ったら、そのまま歌詞になっていてビックリしました。あと、私がキラキラメイクやピンクのフリフリが好きだったりするのも、全部入っていて。<公式(オフィシャル)両想い>という言い回しもすごく好きです。

――リアルにアイドルっぽいですよね。

なぎさ こういうTHEアイドルソングをいただけて、今後の私の人生のバイブルになると思います。「なーたん、今日も可愛い?」という台詞もありますけど、私はよく沙夏や(山本)杏奈に「今日かわいい?」と聞いて、いつも「かわいいよ」と言ってもらってます(笑)。そういう口ぐせだったり、<ちゃんとお勉強>とか普段やってることだったり、私のことがいろいろ詰まっていて。すごく幸せで、毎朝聴いています。

――なぎささんは自分のことを「なーたん」と言うんですか?

なぎさ 家ではずっと「なーたんは」と言ってます。気を許せる人の前でしか言いません。

――曲は80年代のアイドルソング風ですが、ブリッとした感じも入れて歌いました?

なぎさ 歌いながら、ずっとこうやって(両こぶしをアゴにあてる)、全力でかわいく歌いました(笑)。

お姉さんっぽく歌うのは無理でした(笑)

――舞香さんはユニット曲『お姉さんじゃダメですか?』で、大谷映美里さんとWセンター。『しゅきぴ』以来、かわいく歌うのも得意になってきた感じですか?

佐々木 これは最初、お姉さんだから大人っぽく歌いたいと思ったんです。でも、無理でした(笑)。曲調もかわいらしいし、音も高めなので、頑張ってかわいく歌いました。

――舞香さんのファンに、年下の男の子はいますか?

佐々木 すごく多いです。男の子だけでなく女の子も、高校生がいっぱいいますね。自分が20歳を過ぎてから、制服姿の人が一生懸命話してくれるのを見て「かわいいな」と思うことが増えたので、この曲を歌えてすごくうれしいです。

――なぎささんもこのユニットに入ってますが、年下の男子中学生とかのファンはいます?

なぎさ 結構います。「1コ下なんです」という男の子とか。でも、やっぱりみんなよりは年下のファンは少ないかな。だから、この曲はどういう感情で歌ったらいいか、結構難しかったです。声も別にお姉さんではないし、大丈夫かなと。でも、舞香とみりにゃの声が曲にすごく合っていたので、私も引っ張られて、お姉さんになろうと頑張りました。

“しぇけ!”が何て良いんだろうと(笑)

――樹愛羅さんがセンターの『セノビーインラブ』は逆に、背伸びをしている歌になっていて。

樹愛羅 私は年上の人を好きになったことがないので、この子の気持ちが全部わかるわけではないですけど、自分も背伸びをしたいお年ごろだと思います(笑)。私はグループで最年少で、前のセンター曲の『樹愛羅、助けに来たぞ』はみんなに助けてもらう歌だったのが、今回は背伸びしました。一番好きなのは、最初の<しぇけ!>です(笑)。

諸橋 そこ(笑)?

樹愛羅 最初に聴いたときから、<しぇけ!>が何て良いんだろうと思いました。

――実際、どんなことで背伸びをしているんですか?

樹愛羅 前はお母さんが選んだピンクの服ばかり着ていて。ピンクが嫌いになったわけではないですけど、街中で着るのはどうかなと思うようになりました。ライブのときはピンクで全然いいんです。でも、プライベートでは黒とかが増えました。

なぎさ 昔の樹愛羅の格好はめっちゃピンクだったので、何か寂しいです(笑)。でも、今は黒も似合っているし、大人になったなと思います(笑)。

髙松 2人とも大人になったよ(笑)。

――樹愛羅さんの歌は、相変わらずかわいらしいですね。

樹愛羅 プリプロ(仮レコーディング)ではすごくかわいい感じで歌ったんですけど、自分で聴いたら、子どもっぽすぎると思って。レコーディングの本番ではちょっとだけかわいさを抜いて、背伸びしている感じにしました。

佐々木 年下にしか歌えない曲で、これから私たちが年齢を重ねても、樹愛羅は年下のままなので。いつまでもかわいく歌ってほしいなと思います。

どうしたら英語をカッコよく歌えるか

――沙夏さんと衣織さんがWセンターのユニット曲『24/7』はスタイリッシュで、沙夏さん好みですか?

諸橋 そうですね、はい。

野口 さなつんはめっちゃ練習してました。私はさなつんの前にレコーディングしていて、終わってスタジオの扉を開けたら……というか、スタジオでも扉越しにさなつんが歌っている声が聞こえました(笑)。「今日は調子いい」と言っていて、見たら歌詞カードにたくさん書き込んでいました。

諸橋 それは全曲そうなので。

樹愛羅 すごい上手だった。

諸橋 プリプロでは死ぬほどヘタだったんですよ。

野口 そんなこともなかったけど。

諸橋 いやもう、本当にヘタで悔しかったので、どうしたらうまく歌えるか、練習しました。英語が多いのでカッコよく歌いたくて、いろいろなアーティストの方の曲を聴いて、ニュアンスを盗んだりしました。

――洋楽のアーティストから?

諸橋 洋楽やK-POPを聴いてました。この曲はいちおうWセンターになってますけど、ユニットが5人しかいないから、全員が目立てるかなと思います。

――瞳さんはこういう曲も得意で?

髙松 明らかに得意ではないです(笑)。1人だけ浮いているんですよ。

野口 エーッ? 浮いてないよ。

髙松 私は『記憶のどこかで』とかこういう曲をカッコよく歌う沙夏がめっちゃ好きなんです。樹愛羅も歌い方を変えてカッコよくて、そういうメンバーに囲まれた自分の歌を聴いたら、「あーっ、違う!」となりました。

佐々木 瞳はいつも声の強弱を付けていて、この曲でもニュアンスを出して、すごいと思います。瞳にしかない声で、誰にでもできることではないなと。

なぎさ 歌に存在感があって、いつも聴き入っちゃう。

佐々木 この曲では、ちょっとセクシーです。

髙松 どこが(笑)?

野口 勝手にセクシーさが出ちゃっているんだよね。

髙松 全然です。沙夏の歌を聴いて「こう歌えば良かった」と思いました。

野口 それは私も思った。

髙松 沙夏のレコーディングが最後だったんですけど、一番手でやってお手本にさせてほしかった。それくらいピッタリな曲だなと思いました。

諸橋 ノリノリで歌いました(笑)。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

MVは制服で坂を何回も下って青春しました

――リード曲『桜の咲く音がした』みたいな王道系のセンターは、やっぱり瞳さんが「任せておけ」という感じですか?

髙松 いやいやいや。でも、任せていただくことが多いので、私らしくやって、いい感じになればいいなと思ってます。

――MVでは全員制服でのドラマパートもありました。

なぎさ 楽しかったです。久しぶりにみんなでお揃いの制服を着て、私は衣織と樹愛羅と一緒のシーンが多かったんですけど、本当に青春しているみたいでした。3人で坂を何回も下ったんですよ(笑)。下って上ってを繰り返して、それも思い出に残っています。

――でも、疲れませんでした?

なぎさ くたびれました(笑)。

野口 私と樹愛羅がわんぱく過ぎて(笑)。「もう1回、階段の上からお願いします」と言って、ダッシュでワーッと上っていったら、なーたんが「ちょっと待って」という(笑)。

――衣織さんは現役高校生の2人と一緒で、負けずに元気だったんですね。

野口 めっちゃ元気でした。この撮影が本当に楽しみで、ちょっと興奮していたんです。私はもう20歳ですけど、現役の2人と同級生役で演技ができて、ニヤニヤが止まらなくて(笑)。こういう青春はあるなという感じで、本当に2人と一緒に学生生活を送りたかったと思いました。

――実際の高校時代に、通学電車でこんなロマンチックなことがあったりは?

野口 私はチャリだったので。茨城でヘルメットをかぶって走っていて(笑)、こういうことはなかったですね。

――最年長の沙夏さんも、まだ制服はいけますね。

諸橋 最近制服を着てなかったので、「うわっ、来たか」と思いました(笑)。しかも、その頃は髪色がすごく明るくて、「さすがにもう高校生は無理ですよね」と言っていたら、「留学生ということにしよう」となりました(笑)。

――沙夏さんはハーフ顔と言われてますしね。

諸橋 まだ若くいないといけないのかなと。

――沙夏さんと山本杏奈さんが望遠鏡を覗いてるシーンは、よく意味がわかりませんでした。

諸橋 私と杏奈もわかってないです(笑)。

なぎさ 何を見ていたんだろう?

諸橋 大場花菜軍団を見ていたらしいんですけど、覗きながら「このシーンは何なんだろう?」と言ってました(笑)。監督の意図がわからないままでしたけど、楽しかったです。

弾けない楽器をちょっとは弾けるふうに(笑)

――瞳さんと舞香さんはバンドをやっている役でした。

髙松 舞香がヴォーカル、みりにゃがベースで、私がキーボードなんですけど、みりにゃも私も弾けるわけがなくて(笑)。音が下がらないといけないところで、全部上がるように弾いていたみたいで、それにも気づけないくらい知らないんですよ。だから全部教えていただいて、ちょっとは弾けるふうにやりました(笑)。

佐々木 撮ってる最中に、カメラマンさんに「手元は映りますか?」と心配していたよね。

髙松 「映らない」と言われていたのに、映ってました(笑)。

――あのバンドはなぜ“nekoze。”という名前なんですか?

髙松 私、知らないんですよ。

諸橋 私は知ってるよ。

髙松 何で知ってるの?

諸橋 「どうしてnekoze。なんですか?」とスタッフさんに聞いたら、みりにゃと舞香で決めたらしいです。

佐々木 ジャケット撮影の日に、みりにゃがドキュメンタリーのカメラに「もしバンドを組むとしたら、どんな名前がいいですか?」と質問されたらしくて。それで、目の前にいたマネージャーさんが猫背だったから、「nekoze」と言ったんです(笑)。本当にバンド役をやることになって、「もうnekoze。でいいんじゃない?」となりました。

野口 でも、かわいい。みりにゃが猫好きだしね。

撮影/松下茜
撮影/松下茜

もっと知られるようにテレビでも爪あとを残します

――令和のトップアイドルを目指すイコラブですが、今年1月には日本武道館2daysも開催して、自信がついてきているのでは?

樹愛羅 自信ではないですけど、実は私は去年の12月くらいから、ずーっと悩んでいたんです。

――ライブに関することで?

樹愛羅 いろいろな悩みがあって……。

――青春の悩みとか?

樹愛羅 青春の悩みはなかったんですけど(笑)、とりあえずチーン……となっていました。

諸橋 思春期だからね。

樹愛羅 それが武道館に立ったら、全部忘れられました。

――イコラブがさらに躍進するためには、あと何が必要でしょうか?

髙松 地上波の冠番組『イコノイ、どーですか?』が始まって、テレビに出させていただく機会も増えてますし、皆さんの期待に応えられるように、爪あとを残していきたいです。

佐々木 4年間やってきて、新しいことがどんどん始まって、ありがたいなと思います。何が正解かわからないことばかりなので、試行錯誤しながら進んでいって、ファンの皆さんも楽しんでいただけたらうれしいです。

野口 やっぱりバラエティは頑張っていきたいですね。

なぎさ アルバムも出させていただいて、ツアーも始まって、メンバーの地元に行くのが夢だったからうれしいです。パフォーマンスも頑張って、最後の横浜アリーナで集大成を見せて、世間の方たちにもっと知っていただけるようになりたいと思います。

代々木アニメーション学院提供
代々木アニメーション学院提供

=LOVE(イコールラブ)

指原莉乃が代々木アニメーション学院のバックアップのもと、プロデュースするアイドルグループ。2017年4月に結成。同年9月にシングル『=LOVE』でメジャーデビュー。6thシングル『ズルいよ ズルいね』と8thシングル『青春“サブリミナル”』でオリコン週間1位。2021年1月に日本武道館2days公演を開催。1stアルバム『全部、内緒。』を5月12日に発売。『イコノイ、どーですか?』(TBS)に出演中。

齋藤樹愛羅(さいとう・きあら) 2004年11月26日生まれ、栃木県出身 (C)YOANI
齋藤樹愛羅(さいとう・きあら) 2004年11月26日生まれ、栃木県出身 (C)YOANI

齊藤なぎさ(さいとう・なぎさ) 2003年7月6日生まれ、東京都出身 (C)YOANI
齊藤なぎさ(さいとう・なぎさ) 2003年7月6日生まれ、東京都出身 (C)YOANI

佐々木舞香(ささき・まいか) 2000年1月21日生まれ、愛知県出身 (C)YOANI
佐々木舞香(ささき・まいか) 2000年1月21日生まれ、愛知県出身 (C)YOANI

髙松瞳(たかまつ・ひとみ) 2001年1月19日生まれ、東京都出身 (C)YOANI
髙松瞳(たかまつ・ひとみ) 2001年1月19日生まれ、東京都出身 (C)YOANI

野口衣織(のぐち・いおり) 2000年4月26日生まれ、茨城県出身 (C)YOANI
野口衣織(のぐち・いおり) 2000年4月26日生まれ、茨城県出身 (C)YOANI

諸橋沙夏(もろはし・さな) 1996年8月3日生まれ、福島県出身 (C)YOANI
諸橋沙夏(もろはし・さな) 1996年8月3日生まれ、福島県出身 (C)YOANI

『全部、内緒。』

5月12日発売

Type-A(CD+BD) 5800円+税
Type-A(CD+BD) 5800円+税

Type-B(CD+BD) 5000円+税
Type-B(CD+BD) 5000円+税

通常盤(CD) 2500円+税
通常盤(CD) 2500円+税

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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